舟久保遥香、出口クリスタと“山梨対決”制し銅

熱戦を展開する舟久保(左)と出口(カメラ・三須 慶太)
熱戦を展開する舟久保(左)と出口(カメラ・三須 慶太)

◆柔道 グランドスラム大阪第2日(24日、丸善インテックアリーナ大阪)

 女子57キロ級では、富士吉田市出身で富士学苑高卒の世界ジュニア王者・舟久保遥香(20)=三井住友海上=が、大会初メダルを手にした。準決勝で敗れたものの、3位決定戦で、山梨学院大出で世界選手権銅メダルのカナダ代表・出口クリスタ(23)=日本生命=との“山梨対決”を一本勝ちで制した。女子70キロ級では、アジア大会覇者の新添左季(22)=山梨学院大4年=が3位に入った。

 グランドスラムで初となるメダルを手にしても、舟久保に笑顔はなかった。「(2020年東京五輪に向けては)優勝しないと厳しい状態だったので悔しいですね」。表彰台の頂点に届かなかったことに、悔しさが心の中を支配した。

 「舟久保固め」との別名を持つほど寝技を得意とする。ただ、準優勝だった今月初旬の講道館杯後、内股や大外刈りを中心とした立ち技を鍛えてきたという。「時間がない中で、技を絞ってやった。まだまだシニアでの日本人相手には取りきれないので。寝技につなげるという意味で(立ち技を)練習してきた」と説明した。だが、カナダ人選手との準決勝では両者決め手を欠き、延長戦に突入。背負い投げで痛恨の技ありを奪われて敗れた。「技をかけるべき場面を逃したのが大きい。技の強化をしてきたが、全然出せなかった」と肩を落とした。

 それでも出口との、山梨とゆかりがある同士の対決では、見せ場を作った。寝技からスムーズな動きで引き込み返し(ともえ投げのように頭越しに投げる)を繰り出して一本勝ち。わずか35秒で決着をつけた。「しつこく寝技に行くところで取れたのが良かったかな」と手応えを口にした。

 舟久保自身が話すように、東京五輪選考レースという意味では優勝したかった大会だった。それでもまだ、諦めてはいない。「出口さんとは、またどこかで当たると思うので、勝てるように頑張りたい」と先を見据えた。東京五輪など、もっと大きな舞台での“山梨対決”を信じ、前に進み続ける。(三須 慶太)

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