準硬式野球のすすめ…ベストナイン受賞の明大・原晟也が魅力語る

1年生ながらベストナインを受賞した明大・原
1年生ながらベストナインを受賞した明大・原

 来春の大学入試を目指しながら、入学後も野球を続けるかどうか悩んでいる高校球児にオススメなのが、準硬式野球。甲子園経験者も多いなどレベルは高く、学業も両立させて充実した学生生活を送ることができる。このほど終了した東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦(報知新聞社後援)で活躍した滋賀・彦根東出身の明大・原晟也(せいや)に、準硬式野球の魅力を語ってもらった。

 充実した表情がすべてを物語っている。秋のリーグ戦で原は三塁の定位置を獲得し、ベストナインも受賞。177センチ、65キロと細身ながら鋭い打撃と堅実な守備が目を引いた。「先輩方にノビノビやれと言われています」と笑みを浮かべた。

 昨年夏、4年ぶり2度目の甲子園出場を果たした彦根東の1番・遊撃手。1回戦の波佐見(長崎)戦では2安打を放ち、春夏通じての同校初勝利に貢献。敗れはしたが、2回戦の青森山田戦でも2安打と聖地で4割の打率を残した。明大にはセンター試験を利用して入学。「硬式を続けることも考えましたが、いろいろなことを経験したかったし、野球も続けたかった」と準硬式野球部へ。アルプススタンドを埋めた大応援団の声援はなく観衆もわずかだが、「やる野球は一緒ですから」と意に介していない。

 部活動、情報コミュニケーション学部での授業出席、アルバイトと充実した学生生活を送っている。将来、目指すのはマスコミでの仕事だ。「甲子園で取材を受けて、やりがいがありそうだと思ったんです。新聞記者、テレビ局などに興味を持っています」と目を輝かせた。

 硬式か準硬式か。原のように、入学後も野球を続けるかどうか迷っている球児は多いはず。「硬式がすべてではないと思います。時間の使い方も工夫できて、自主的にできます」と準硬式でのプレーを勧めていた。

 ◆準硬式野球とは

 ◇ボールは? 見た目は軟式球だが、中身は硬式球というイメージ。コルクの粉末と樹脂を混ぜ合わせてできた芯に糸を巻き付け、表面を天然ゴムで覆っている。直径71・5~72・5ミリ、重さ141・2~144・8グラム。戦後、硬式球の使用感に似ていながら軟式球のように手軽なボールを、と開発された。バットは硬式の金属製を使用する選手がほとんど。

 ◇東京六大学準硬式野球連盟 1947年に発足し早大、慶大、明大、法大、立大、東大が加盟。春、秋のリーグ戦は大田スタジアム、府中市民球場、早大東伏見球場、法大多摩球場などで開催。学生が中心となって運営している。

 ◇プロ野球選手 16年にドラフト6位で楽天入りした鶴田圭祐投手(帝京大)と育成ドラフト4位で巨人入りした坂本工宜投手(関学大)まで、65年のドラフト制度導入以降、育成を含めて10人がプロ入り。また、09年にドラフト6位で広島入りした川口盛外投手(現王子コーチ)は早大時代、準硬式でプレーしていた。

 ◇六大学選手の進路 多くがメガバンク、商社、メーカーなど一流企業に就職。慶大OBの日本テレビの梅澤廉アナウンサー(25)をはじめアナウンサー、スポーツ紙記者のようにマスコミに進む選手もいる。

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