【楽天】ドラ8・鈴木翔天、開幕1軍目標「入れば同じスタートライン」

楽天から指名あいさつを受け笑顔の鈴木(中、左は長島スカウト部長、右は宮越スカウト)
楽天から指名あいさつを受け笑顔の鈴木(中、左は長島スカウト部長、右は宮越スカウト)

 楽天からドラフト8位で指名された富士大・鈴木翔天(そら)投手(22)が6日、岩手・花巻市内の同校で楽天の長島哲郎スカウト部長(58)、担当の宮越徹スカウト(40)から指名あいさつを受けた。支配下では最後となる8位での指名だったが、「入れば同じスタートライン」と開幕1軍を目標に掲げた。

 下位での指名にも、鈴木の表情には一点の曇りもなかった。「順位は気にしていません。プロに入れば同じスタートライン。そこから結果を出せるかどうかなので、そこは気にしてないです。ローテーションに入れるようになりたい。まずは開幕1軍に入れるように頑張ります」。長島スカウト部長が絶賛した優しげな笑顔の下に、強い決意をにじませた。

 ドラフト上位候補として一気に浮上したのは1年前。リーグ戦で完全試合を達成し、名を上げた。しかし、今年は左肘を痛め春のリーグ戦を全休。秋も本調子ではなかった。宮越スカウトは「ポテンシャルがあるのは分かっていたけど、迷った部分もありました」。評価はしていても、指名は微妙な状況だった。

 風向きが変わったのはドラフト直前の10月19日。宮越スカウトが同校を訪れ、ブルペン投球を視察した。「明らかによくなっていた。いいときの形を忘れていないんだな、と」。その際の映像をスカウト会議にも提出。これが決め手となり、最終的に指名が決まった。最後の最後で指名をたぐり寄せた鈴木は「タイミングも大事だと思うし、縁があったなと思います」と笑った。

 不振の1年も無駄ではなかった。「得たものも多かった。どう立ち直るかだったり、濃い1年を過ごしたと思います」とうなずいた。セールスポイントを聞かれると「ストレートを中心にいきたいと思ってます」と話したMAX149キロ左腕。上位候補に挙がった本来の姿で、開幕1軍をつかみ取る。(山口 泰史)

 ◆鈴木 翔天(すずき・そら)1996年8月19日、横浜市生まれ。22歳。南本宿小3年からソフトボールを始め、万騎が原中時代は瀬谷シニアでプレー。向上高では3年春夏の神奈川県大会で準優勝。富士大進学後は、3年秋のリーグ戦で完全試合を達成した。184センチ、77キロ。左投左打。家族は両親と兄、姉。

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