【巨人】小林レーザー、甲斐キャノンに負けてない…原監督「ちょっと打てばすごい捕手になる」

サブグラウンドで送球練習を繰り返した小林(カメラ・矢口 亨)
サブグラウンドで送球練習を繰り返した小林(カメラ・矢口 亨)

 巨人・小林誠司捕手(29)が4日、二塁送球動作の改良に乗り出した。日本シリーズではソフトバンクの甲斐が6度の盗塁阻止でMVPに輝いたが、巨人が誇る強肩も「足の使い方とか、まだ改善の余地はあると思います」と対抗心。宮崎秋季キャンプ第1クール最終日のこの日、さっそく居残りで送球特訓を行った。また、原監督からは「打率2割4分」とノルマ。来季の正捕手死守のためにも、攻守でレベルアップを図る。

 まるでレーザーだ。小林の右腕から放たれた球は、一直線で二塁ベースへ伸びた。「送球の精度が一番ですが、足の使い方とか、まだ改善の余地はあると思います。(盗塁阻止で)試合の流れを止められるのは大きいし、見せ場でもあると思うので」。腰を落とした状態から送球体勢に入るには、直前に体が一度沈む。そのため、捕球前の予備動作がロスを削り落とすためのカギになる。全体メニュー終了後の居残り練習では、その動作の修正を行った。

 捕球から二塁到達まで1秒9台で一流と言われる。全盛期の阿部やヤクルト時代の古田は1秒8前後だったが、「甲斐キャノン」を発動し、日本シリーズ記録の6連続盗塁阻止でMVPに輝いたソフトバンク・甲斐の最速は1秒71。小林も「甲斐は捕ってからが速い。(日本代表で)一緒に戦ったこともあるし、意識はあります」とライバル視している。3年連続盗塁阻止率1位は、セ・リーグでは97~00年の4年連続の古田以来、巨人では60~62年の森昌彦以来の数字を残したが、さらに高みを目指す。

 この日の練習では、手動計測ながら小林は1秒61をたたき出した。撮影していたその映像を分析して修正を施し、弱点を補うトレーニングを進めていけば、レーザーの威力はさらに上がるだろう。相川バッテリーコーチは「30代半ばになれば肩は落ちる。その時に対処しても遅い」と、今から動作改善に取り組むことを勧めた。

 FAで西武・炭谷の動向をチェックしているだけでなく、チーム内にも大城を筆頭に、正捕手争いのライバルは多い。原監督は「フラットな目で見ている。宇佐見も岸田もいい」と白紙と強調しつつ、「(小林の肩は)甲斐と遜色ない。ちょっと打てばすごい捕手になる。最低2割4分。本心を言えば2割5分。持っているものはいい。もっと打てるはず」と期待した。小林も「打てないのは自分の力不足。それくらい打てるように頑張ります」と応えた。甲斐は14打数2安打、打率1割4分3厘で野手では最少安打、最低打率でMVPに輝いた。守備力の高い小林に打撃力が加われば鬼に金棒。秋の特訓を経て、背番号22はどんな変貌を遂げるか。(尾形 圭亮)

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