【巨人】ドラ1高橋、春季キャンプは1軍帯同 99年上原再現の新人奪三振王だ

原監督がドラフト当日に付けていたパスを受け取った八戸学院大・高橋優貴(カメラ・中島 傑)
原監督がドラフト当日に付けていたパスを受け取った八戸学院大・高橋優貴(カメラ・中島 傑)

 巨人の原辰徳監督(60)が30日、ドラフト1位で指名した八戸学院大・高橋優貴投手(21)の春季キャンプ1軍帯同を明言。この日指名あいさつを受けたリーグ最多301奪三振の記録を持つ左腕は、巨人では99年の上原以来2人目となる新人での奪三振王も視野に入れた。

 高橋の強い気持ちは一直線だ。集まった報道陣の数に驚きつつも、プロでの戦いに向け決意を表明した。「こうやって注目させていただいてるので、いい結果で応えたいなと思います」。長谷川スカウト部長から、原監督がドラフト会議時に着用した直筆サイン入りパスを手渡され、背筋をピンと伸ばした。

 大学時代は北東北大学リーグ最多記録となる301個の奪三振をマーク。最速152キロの直球と、東海大菅生高時代に覚えたスクリューを武器に打者を翻弄し「4年間三振をとって記録を作れたことは(プロでも)自信になる」とうなずく。

 指標とするのはエースの数字だ。以前から巨人での憧れは菅野と話す高橋。菅野の1年目は27試合で13勝6敗、防御率3・12、155奪三振。三振数と防御率はチームトップだった。今季のセ・リーグの新人王候補のDeNA・東の奪三振数も155。高橋は「最終的にそういう(菅野の)結果にいければいいと思う。まずは土台を作っていければ」と気を引き締める。

 菅野の高い数字を目標に置けば夢にも近づく。ドラフト指名直後から目標に掲げるのは新人王。そして「三振を取れるということはチームを勝利に導くひとつの方法だと思う。意識してやっていきたい」と、奪三振王獲得にも意欲を見せる。巨人では99年の上原以来2人目となる新人での奪三振王も見据えた。

 ユーチューブでは菅野らの奪三振集を見てフォームや技術を研究。小学生の頃にテレビで見た阪神・藤川が球宴で直球宣言して三振をとったシーンが印象に残っており「ああいうことができればいいです」と大きな夢も描く。

 原監督はドラフト指名時に高橋を最高の左腕投手と称賛。春季キャンプ1軍帯同については「そのつもりでいます。必要、即戦力という形でとったので」と明言。ルーキーも「明日からでも2月のキャンプに向けて練習していきたいと思います」。

 オフにはもう一度走り込みを見直し、筋肉量を増やしさらなるパワーアップも目指す。「(今季で引退した)中日の岩瀬投手みたいに長く、長く野球をしたい」。大きな夢を抱き一歩目を歩みだした。(玉寄 穂波)

 ◆新人時代の上原メモ 98年ドラフト1位で入団。1年目の99年は25試合に登板し20勝4敗、12完投、1完封、防御率2・09。179奪三振をマーク。90年の斎藤雅樹以来9年ぶりの20勝投手に輝いた。最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率の4部門を制した。新人王を獲得し、沢村賞も受賞した。

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