井上尚弥の対抗馬「万能」ロドリゲス 大橋会長「一番強力」

KO勝ちした井上は、息子の明波くんを抱き頬にキスした
KO勝ちした井上は、息子の明波くんを抱き頬にキスした

◆プロボクシング世界戦 WBA世界バンタム級タイトルマッチ ○王者・井上尚弥(1回1分10秒、KO)同級4位フアンカルロス・パヤノ●(7日、神奈川・横浜アリーナ

 WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25)=大橋=が、他団体王者ら8人とトーナメント方式で争う「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」の初戦を突破した。準決勝は、20日に米国で行われるIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(26)=プエルトリコ=と同3位ジェイソン・モロニー(27)=オーストラリア=の勝者と対戦。この試合を視察する優勝候補の井上にとって、立ちはだかるライバルたちも強敵ぞろいだ。

 ロドリゲスは、5月に同級4位ポール・バトラー(英国)との王座決定戦を制し、デビュー18連勝で王座奪取。前日計量で約1・6キロの体重超過をした相手に、ジャッジ2人がフルマークをつける3―0の判定勝ち。左を中心に組み立ててペースを握り、抜群のハンドスピードによる多彩なコンビネーションも兼ね備える。英大手・ブックメーカーのウィリアムヒル社の優勝オッズ(6日時点)では、1番手の井上の1・61倍に次ぐ6・00倍の優勝候補だ。

 ハイレベルな正統派に対し、大橋秀行会長(53)は「僕が(映像で)見た中ではロドリゲスが一番強力。万能でいい選手」と警戒し、井上の対抗馬とみる。同会長と井上は、20日に米フロリダ州オーランドで行われる初戦を現地で視察予定。じっくりと目に焼き付けてイメージを膨らませる。

 同じく6・00倍の実力者バーネットはWBAスーパー王者として井上の上に君臨。井上はバンタム級の王座挑戦前から「これ(正規王座)を取っても上に王者がいる。そこは一番はっきりさせたい」と標的にしていた。ディフェンスとクリーンヒットの技術は最高クラスだ。WBO王者・テテは昨年11月、世界戦最速記録の11秒KO勝ちで名をとどろかせた。サウスポーの長いリーチは脅威になる。

 元5階級王者のドネアは4月にフェザー級で敗れ、2階級落として臨む。出場者で群を抜く実績だが、7年ぶりとなるバンタム級まで体重を落とせるか。アマ実績十分のアロイヤン、ロドリゲスの指名挑戦者・モロニーも侮れない。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請