星稜・内山、デビューから公式戦20試合連続安打「圧倒的な力の差で」甲子園つかむ

公式戦デビュー以来20試合連続安打の内山(カメラ・勝田 成紀)
公式戦デビュー以来20試合連続安打の内山(カメラ・勝田 成紀)

 来春のセンバツ出場につながる秋季北信越地区高校野球大会が、13日に新潟で開幕(開会式は12日)する。1回戦で関根学園(新潟3位)と対戦する星稜(石川1位)の1年生4番・内山壮真遊撃手は、春季石川大会初戦のデビューから公式戦20試合連続安打中。通算打率は4割4分4厘を誇る。昨秋のU15アジア選手権で侍ジャパンの正捕手として本塁打王とベストナインにも輝いたスーパー1年生は、新チームでは4番に定着。主砲として、星稜を3季連続甲子園出場に導く。

 星稜の超新星・内山が放つ輝きは、衰えることがない。デビュー戦(春季石川大会2回戦、対寺井)で初打席の初球を中前へ運ぶと、そこから公式戦20試合連続安打。秋の県大会では初戦で公式戦初アーチを放つと、全5試合で長打(1本塁打、1三塁打、3二塁打)と打点を記録した。通算打率は4割4分4厘。驚異の16歳は「高校ではバッティングに苦労すると思っていたので、これほど毎試合打てるとは思っていなかった。想像以上です」と笑みをこぼした。

 この秋、「狙って全国制覇」を掲げてスタートした新チームで、4番に抜てきされた。林和成監督(43)は「打線の顔として『4番・内山』を考えていた。どんな投手が相手でも打席の中で修正して、大事な場面で1本打てる能力がある。なかなか教えてもできることではない」と高く評価した。期待を背負う内山は「成長している実感はあるが、本塁打も長打もまだまだ物足りない。打席の中で雰囲気がある、誰が見ても4番だと思えるバッターになりたい」と理想の4番像を描いた。

 高校からのプロ入りを明確な目標としている。今秋ドラフトの目玉である大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)からも薫陶を受けた。U18日本代表で星稜の最速150キロ右腕・奥川恭伸(2年)が根尾と同部屋だったため奥川を通じて根尾と電話で話す機会に恵まれた。「部屋では少し時間があれば腹筋をしたり、コンビニでもサラダチキンや機能性ヨーグルトしか買わないと聞いた。守備での1歩目の反応のことも教えてもらい、野球ノートの画像も見せてもらった」と多くを吸収。「自分も来年はU18日本代表に行きたい」と決意を新たにした。

 北信越大会では、3季連続の甲子園切符を目指す。「入学前から甲子園には夏春全部出たいと思っていた。神宮大会も含め、全国大会は全部出たい。今年の目標は神宮優勝。北信越では圧倒的な力の差で優勝できるよう、4番として活躍したい」。全国制覇を目指す星稜の4番としての強い自負が、内山にはある。(勝田 成紀)

 ◆内山 壮真(うちやま・そうま)2002年6月30日、富山・上市町生まれ。16歳。富山・宮川小3年で野球を始める。星稜中では2年途中まで遊撃手、その後は捕手。2年夏と3年春に全日本少年軟式大会(全軟)優勝。全国空手道選手権で日本一に輝いたこともある父・彰博さんの影響で2歳から空手道場に通い、小学生時代に富山県大会を4度制覇。憧れの選手は星稜OBの北村祥治(トヨタ自動車)、拓己(巨人)兄弟。右投右打。171センチ、70キロ。家族は両親、兄、姉。

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