大坂なおみ、WTAファイナル出場決定「今季のトップ選手たちと戦えるのが楽しみ」

2回戦で圧勝した大坂なおみ(ロイター)
2回戦で圧勝した大坂なおみ(ロイター)

◆女子テニス 中国オープン第4日 ▽女子シングルス2回戦 大坂なおみ2(6―1、6―0)0ザリナ・ディアス(2日、中国・北京)

 女子テニスのツアーを統括するWTA(女子テニス協会)は2日、全米オープン(OP、9月)で4大大会シングルス日本勢初制覇を飾った大坂なおみ(20)=日清食品=が、21日に開幕するWTAファイナル(シンガポール)の出場権を獲得したと発表した。自身初で、日本勢女子では03年大会の杉山愛に続く史上3人目。年間成績の世界上位8人だけが出場できる最高峰大会で、伸び盛りの力を試す。この日は、中国OP2回戦でD・コリンズ(24)=米国=にストレート勝ちした。

 念願の最高峰大会が、大坂を待つ。出場中の中国OPで1日の1回戦を突破し、ツアーの年間成績上位8人によるWTAファイナルの出場権を確定させた。「とてもハッピー」。全米OP初優勝を果たし、大躍進の18年シーズンを締めくくるビッグトーナメントに「今季のトップ選手たちと戦えるのが楽しみ」と心躍らせた。

 WTAファイナル切符は、日本女子で伊達公子(94~96年)、杉山愛(03年)に続き史上3人目の快挙。今年3月に4大大会に次ぐ「プレミア・マンダトリー」に格付けされるBNPパリバ・オープンも制すなど、着実に実績を積み重ねた成果だ。大坂は当時18歳だった15年の大会で、ライジングスター(若手有望選手)としてエキシビションマッチに出場。現在世界ランク8位のC・ガルシア(24)=フランス=を下し「この機会にとても感謝している」と初々しく述べていた。

 大舞台は人を成長させる。翌16年は1月の全豪OPで4大大会初出場を果たし、3回戦に進出。9月の東レ・パンパシフィックOPでは自身初のツアー決勝進出(結果は準優勝)するなど存在感を示し、日本勢初のWTA最優秀新人賞に輝いた。飛躍の契機となった大会に、今度はエキシビションではなく、誰もが憧れるトップ8の一人として戻る。「(エキシビションで1度)勝っていることが、大きな舞台でプレーする上で自信を与えてくれるでしょう」と余裕も漂わせた。

 世界ランク6位の大坂は、この日の中国OP2回戦では、同37位のD・コリンズに6―1、6―0で快勝した。第1セット第1ゲームをブレイクされてラケットをたたきつける悪癖も出たが、感情的になったのはそこまでで、第2ゲームからは怒とうの12ゲーム連取。「強い気持ちが湧き、最後まで維持することができた」とうなずいた。前週の武漢OPはウイルス性疾患で欠場したが、回復は順調。今季最強を決めるWTAファイナルへ、勝ちを重ねるほどに勢いもつく。

 ◆WTAファイナル 年間成績上位8人が出場できるツアー最終戦。現行方式は4人ずつ2組に分けて総当たりの1次リーグを行い、各組上位2人ずつが決勝トーナメントに進む。第1回は1972年に米フロリダ州ボカラトンで行われた。開催地は年によって異なり、14~18年はシンガポールで行われている。日本勢の初出場は、94年大会のシングルスに参戦した伊達公子。同年に日本勢最高の準決勝進出を果たし、95、96年はともに準々決勝で敗れた。大坂は03年杉山愛(1次リーグ敗退)に続き、日本勢3人目の挑戦となる。優勝を果たせば、日本勢初の快挙。

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