樹木希林さん、来年3月に世界デビュー…7月撮影の遺作ドイツ映画

樹木希林さん
樹木希林さん

 今月15日に死去した女優・樹木希林さん(享年75)が来年3月に世界デビューを飾ることが29日、分かった。

 関係者によると、今年7月に撮影に臨んだ遺作のドイツ映画「Cherry Bloossoms & Demons(原題)」が来年3月7日にドイツ国内で公開されることが決まり、既に編集作業に入っている。

 生前、約120本の映画に出演し「ツィゴイネルワイゼン」(1980年)、「万引き家族」(2018年)など海外でも高評価を得た出演作が多くある樹木さんだが、海外製作の作品への出演は初めて。日本公開は現時点で未定だ。

 「Cherry―」は、桃井かおり(67)を主演に迎えた監督作「フクシマ・モナムール」(16年)がベルリン国際映画祭で国際アートシアター連盟賞を受賞したドイツ人女性のドリス・デリエ監督(63)によるヒューマンドラマ。生き方を見失ったドイツ人青年(ゴロ・オイラー)と日本人女性ダンサー(入月詢)の出会いと交流を描いた物語で、樹木さんは主人公が女性の故郷である茅ケ崎を訪ねてくるクライマックスシーンに出演。茅ケ崎市内に現存する旅館「茅ケ崎館」の女将(おかみ)として働く祖母役を演じている。

 デリエ監督は、樹木さんの主演作「あん」(15年)の演技に惚れ込んでオファー。撮影は7月10、11日に行われたが、樹木さんは一人きりで現場を訪れ、通訳を介して監督とディスカッションを重ねながらカメラの前へ。最初はややつらそうな表情も見せていたが、撮影が進行するとともに瞳を輝かせ、朝から夜に至るまで高い集中力で演技に臨んでいたという。

 樹木さんは約1か月後の8月13日に知人宅で転んで左大腿(だいたい)骨を骨折し、同15日に緊急手術している。来年公開予定の「エリカ38」は1~4月に撮影しており、遺作となる本作が生涯最後の演技になった。

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