【西武】松井に聞く、引退会見全文【4】25年間こだわり続けた流儀は

 ―心残りは?

 「思い残すとしたら、いっぱいあります。それが引退するということなのかな。当然、やりきったと言えませんし。でも自分で決断するときと、改めて考えさせられましたし、感じました。残りシーズンはあります。兼任コーチという立場でありながら、選手として最後までチーム全員で1つとなって戦いたい。最後に終わるまで終わりじゃない」

 ―今後の道は?

 「引退を決意した中で、まだ先のことは正直考えていない。25年間ユニホームを着させていただいて、野球には携わっていきたい気持ちも当然あります。それよりまず今年、チームの優勝、CS、日本一を目指して全力を全うしたい」

 ―シーズン終盤への意気込みは?

 「僕がライオンズにお世話になって、まだ日本一がない。日本一になって最後の花道を飾れるように、僕もその中にいられるように、1試合1試合、チーム、ファンのために全力でやっていきたい」

 ―松井にとって野球とは?

 「なくてはならない存在。好きで始めて、今も野球が好きです。この先も好きであり続けると思います。好きしかないのかな。好きで始めた野球を、好きのまま終われる野球人生もいい」

 ―涙がない?

「最後にうれし涙はとっておきたい。最後?日本一です」

 ―プレーでこだわってきたことは?

 「走攻守ですね。すごいバッターでもないし、守備力もたいしてすごくない。足だけは少し速いなと思っていました。僕の場合はすべてが兼ね備わって、初めて1つになると思っていました。3つがすべて重なって、初めて松井稼頭央だという思いでやってきました。この年齢になっても、まず動けることが第1条件。そうじゃなければ自分じゃないと思っていました」

 ―自分をほめてあげたいこと?

 「苦しさ、悔しさを続けてきたことをほめてあげたい」

 ―25年前にこのシーンを想像できた?

 「想像できなかったです。まさかプロ野球の世界に入れると思っていませんでした。20年間選手として、という思いをもって現役を続けてきました。まさかスイッチヒッターになると思っていなかったし、米国に行くとも思っていませんでした。こうして引退会見を開いていただけると思っていなかった。本当に夢、思いはかなうのかなと。自分が思い続けてきたこと、積み重ねがこれだけ大きいものにしてくれた。そこにいくまで、皆様との支え、出会い。25年間で自分の中で大きいものと感じました」

 ―最後にファンにどんな姿を見せたいか?

 「グラウンドに出ている姿、最後胴上げしてもらっているところを見てもらいたい。全員で1つ束になってやっていきたい。ファンあってのプロ野球、選手。ファンの声援を力に変えたい」

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