日本代表は11日、国際親善試合をパナソニックスタジアム吹田で行い、コスタリカに3―0で勝った。後半37分からは今合宿に追加で招集されたJ1川崎の大卒ルーキーDF守田英正(23)が右サイドバックで投入され、代表初キャップを刻んだ。守田は大阪府高槻市出身で、金光大阪高から流通経大をへて今季から川崎に加入。生まれ育った大阪でデビューし、2022年カタールW杯への第一歩を踏み出した守田に心境を聞いた。
―ついに代表デビュー。緊張した?
「緊張はなかったです」
―初出場で感じるものはあった?
「やっぱり国を背負うことの重みとか、これだけの人が感情を表すような、たくさんの人がサッカーに対して熱意を持ってくれているのをしみじみ感じました」
―次への意欲は沸いてきた?
「次呼ばれるように、しっかり(川崎で)活躍したい。もうデビューはしたので、次は定着に向けてやっていきたい」
―地元・大阪でデビューした。何か縁を感じる?
「深くは考えてないですね。僕は大阪でずっと育ってきた。応援してくれた方も多かったですし、少しでも恩返しできたかなとは思う」
―川崎もJリーグでは注目されるクラブ。だが、やはり日本代表の注目度は違うものを感じた?
「メディアの人数や、(テレビ)カメラとか、観客の熱量とかすごい。そういったものはクラブよりも注目されているなと」
―札幌での合宿中は大地震も経験した。
「大阪の台風21号(の被害)もそうですし、プレーなどがメディアを通して発信できたのでは。ミーティングで(森保監督から)言われてたことだけど、結果でもそう、戦う姿勢を見せられたと思う」
―森保ジャパンの初陣に名を連ねたことで、2022年のカタールW杯が見えてくる?
「今まで年代別代表に入っていたわけでもないですし、今回は追加招集。ただ、代表との距離感というか、一選手としての日本代表との距離は明確になった。目標にするのはカタールのW杯になった」
―日本代表に選ばれ、試合にも出たことで、これからは日本代表の守田という目で周囲から見られる。
「そこはありがたいですね。不安要素ではないです。基準があがるので、プレーヤーとしてはありがたい。それを上回れるようにやっていくだけ」