競泳陣52個のメダル獲得 目標、日程を視覚化で力引き出す…記者の目

日本代表チームは手書きで目標などを貼り出し、意識を高めていた
日本代表チームは手書きで目標などを貼り出し、意識を高めていた

◆ジャカルタ・アジア大会(2日)

 今大会で競泳陣は金19、銀20、銅13で計52個のメダルを獲得。国別でトップに立ち、チーム全体としても強化の順調さを示した。

 パンパシフィック選手権の4日間と合わせて10日間の試合期間は、今後正式に発表される東京五輪の競泳日程と同等。格好のシミュレーションだった。

 長丁場を乗り切るモチベーションを保つため、池江ら競泳陣は情報の視覚化という、初めての試みを行った。まずは個々のスケジュールを細かく表にし、出番が終わった選手、これからレースがある選手、リレーの準備をするべき選手―などを、色分けとマーキングで整理。競泳会場の控え場所に貼り出して、情報を共有した。出番を事前に把握することによって「リレーでは選手が自分で戦略を立てるようになった」と奥野景介ヘッドコーチ(HC)は効果を説明する。

 また、個々のタイムを重要な評価基準に置いた。予選を含む全てのレースで「自己ベスト÷レースタイム×100」で算出される「ベスト率(単位は%)」を割り出した。この数字が100に近ければ近い(あるいは上回る)ほど、レベルの高い泳ぎの証拠。チーム平均ではパンパシの98.87%から今大会は99.04%に向上。ベスト率や、自己記録の更新数なども手書きの表で貼り出し、数字を常に意識させた。「長い期間のパフォーマンス、良いコンディションを保つのが今回の課題。一定以上の評価はできる」と奥野HC。数字と戦う特性に合わせた方法で、安定した力を引き出した。(競泳担当・太田 倫)

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