【札幌】イニエスタ封じで3連勝!福森“壁下ゴロ”FK決めた

前半11分、先制ゴールを挙げ仲間と抱きつく菅(手前左)
前半11分、先制ゴールを挙げ仲間と抱きつく菅(手前左)

◆明治安田生命J1リーグ第25節 札幌3―1神戸(1日・札幌ド)

 北海道コンサドーレ札幌が、スーパースターを組織力で下し、3連勝を飾った。ホーム・神戸戦は前半11分にFW菅大輝(19)の今季初得点で先制。後半5分にFW都倉賢(32)が、クラブの単独首位に立つ通算71点目を決めて加点。2―1の同38分には、DF福森晃斗(25)が相手守備陣の隙をつくFKを決め、3―1で勝利した。神戸のスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)効果もあり、今季最多の3万2475人が詰めかけた戦いに完勝し、4位の座をしっかり守った。

 思い描いていた残像を形にした。1点リードの後半38分、中央20メートルの位置で得たFK。福森は眼前に広がる空間に、ある考えが浮かんだ。「いつかやってみようと思っていたゴロを蹴ってみよう」と。

 相手の壁は向かって右に寄り、その後ろでまだGKは指示を出していた。「笛が鳴れば蹴っていいんだから」。主審の笛の瞬間、壁の左脇にインサイドで低い弾道を蹴った。神戸GK金は右に飛ぶも届かず、ネットに吸い込まれた。都倉と宮吉がまだ給水しているタイミングでの意表をついたゴールで、試合を決めた。

 今年のロシアW杯。日本がコロンビアMFキンテロに決められた、壁の下に蹴った低い弾道のFKに感服した。「自分も一度は下に蹴ってみたいと思っていた」。7月のホーム・川崎戦でロスタイムにFKを蹴り、こぼれ球を都倉が決めた場面で、今回と同様に相手GKが指示を出していた。横にいたMF小野伸二(38)に試合後、「(壁もゴールも)空いてたから。俺が蹴れば良かった」と言われたことも脳裏に焼き付いていた。「伸二さんの言葉があったからイメージができていた」。そう福森は強固なチーム力を強調した。

 神戸MFイニエスタ効果もあり、今季最多の観衆が詰めかけた。世界レベルの選手が相手も、組織で仕事をさせなかった。守備の際にはアンカーのMF宮沢裕樹(29)を中心に、深井と駒井の3人でマンツーマンでチェック。自由を与えなかった。宮沢は「うまいので、下手に食いついていくと出してはたいてをされて打開される。間合いを考えて守備した」と冷静に対処し、スターを封じ込めた。

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(60)は「ビッグネームには個のクオリティーがあるが、私たちはチームのクオリティーで戦うことができた」と胸を張った。後半戦7試合で複数得点を決めた選手はいない。そんな試合ごとに主役が替わる組織力が、札幌の強さの一因にある。(砂田 秀人)

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