侍守護神・吉田輝星、149キロ0封デビュー!…シャキーン出た!11球3人斬り

9回のマウンドに上がり「シャキーン」ポーズを披露した吉田(カメラ・岩下 翔太)
9回のマウンドに上がり「シャキーン」ポーズを披露した吉田(カメラ・岩下 翔太)
試合に勝利して中川(右)とタッチする吉田
試合に勝利して中川(右)とタッチする吉田

◆侍ジャパン壮行試合 高校日本代表4―2宮崎県高校選抜(31日・サンマリン)

 第12回U18(18歳以下)アジア野球選手権(3日開幕・宮崎)に出場する高校日本代表の150キロ右腕・吉田輝星(金足農3年)が31日、上々の侍デビューを飾った。宮崎県高校選抜との壮行試合(サンマリン)で2点リードの9回に6番手で登板。 夏の甲子園決勝(対大阪桐蔭)以来、10日ぶりのマウンドは1死球を与えたものの、149キロをマークするなど1イニングを打者3人で料理。藤原恭大中堅手(大阪桐蔭3年)との「シャキーン」ポーズも披露し、1万6000人の観客から大歓声を浴びた。

 リミッターを外した吉田が、マウンドで躍動した。2点リードの9回2死。この日最速タイとなる149キロでバットをへし折り、投ゴロで締めた。「コントロールも気にせず、打たれてもいいから、全力で腕を振り切ろうと思っていた」。先頭に死球を与えたが、続く打者を空振り三振に仕留め、女房役の小泉が二盗を阻止。直球で押す魂の投球で1回を無安打無失点に封じ、宮崎のファンを魅了した。

 甲子園を沸かせた150キロ右腕の侍デビューに、サンマリンが沸いた。9回。吉田の名がコールされると、1万6000人が詰め掛けたスタンドから、この日一番の拍手が湧き起こった。大阪桐蔭との甲子園決勝以来、10日ぶりの実戦登板。第1球の前には中堅・藤原と目を合わせ「シャキーン」ポーズも初披露。「ルーチンなので。(藤原は)100点です」と照れくさそうに笑った。

 試合後も興奮を隠しきれなかった。ベンチからマウンドまで全力疾走したことに「早くマウンドに立ちたいと。気付いたら、全力疾走していた」。全11球が「直球」と繰り返したが、死球となった先頭打者への2球目は、125キロのツーシーム。「(球種は)覚えていないんです」。さらに「体が動きすぎて(気分も)アゲアゲで投げられました。春先に初めてピッチングしたぐらいの感じ。体が自由自在に動くっていう感じですね」と笑顔で振り返った。

 ネット裏では、巨人など8球団のスカウトが視察。ヤクルト・橿渕スカウトグループデスクは「間隔が空いていたけど、しっかり自分のボールを操っていた。全く問題ない。人気もすごかったね。実力とともに、今後が楽しみ」と評価。永田裕治監督(54)は「興奮してましたね。投げられたということで、うれしさがあるんじゃないですか」とホッとした表情を見せた。

 今後の起用法は、改めて状態を見ながら検討することになる。右腕は「クローザーも経験できたので、心理的にはどこでもできるイメージ」と手応え。完全復活目前の「みちのくのドクターK」が、侍エースに名乗りを上げる。(青柳 明)

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