【ヤクルト】山田哲、史上初3度目のトリプル3当確

7回2死一塁、今季30個目の盗塁を決めた一塁走者の山田哲(左は菊池=カメラ・関口 俊明)
7回2死一塁、今季30個目の盗塁を決めた一塁走者の山田哲(左は菊池=カメラ・関口 俊明)

◆ヤクルト5―6広島(31日・神宮)

 広島バッテリーの警戒網を見事にくぐり抜けた。7回2死。左前打で出塁した山田哲が、今季30個目の盗塁となる二盗に成功した。8月24日のDeNA戦(神宮)で放った30号に続き、トリプルスリーへの第2関門を突破。29試合を残して打率3割1分4厘。メジャーでもバリー・ボンズ(パイレーツほか)しかいない3度目の達成はほぼ確実となった。

 「2球目に行く」。打者のバレンティンに伝えた通りの快走だ。けん制に対する帰塁時の反応には絶対の自信を持つ。1ボールから広島・野村が3度のけん制を繰り返したが、全くひるまずにスタートを切った。

 昨季は3年連続の快挙を目指しながら、1部門もクリアできず。「とにかく誰もが認める数字を出したい」と、プロ入り当時から三木2軍チーフコーチと取り組んできたリード、スタート、タイミング、帰塁、スライディングなどの技術を磨き直した。今季就任した河田守備走塁コーチも「あいつは確実に走れる“自分の土地”があるし、スタートを切った瞬間に100%のスピードに乗る」と一級品の技術とスピードに舌を巻く。

 「打てない時は走塁と守備でカバー」と、6月に左肘のけがで連続試合出場が止まった時も代走としてグラウンドに立った。昨季の悔しさと、Aクラスを争うチーム状況が最大のモチベーション。「まだまだ走れる場面があれば走っていきたい」。日本では誰も達成していない「フォーティ・フォーティ(40発&40盗塁)」も決して不可能な数字ではない。(星野 和明)

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