【ソフトバンク】グラシアル、サヨナラ満塁弾で9連勝 15日間で西武と6・5差縮めた

12回1死、サヨナラ満塁本塁打を放ち、ナインからの祝福に笑顔を見せるグラシアル(中央=カメラ・岩下 翔太)
12回1死、サヨナラ満塁本塁打を放ち、ナインからの祝福に笑顔を見せるグラシアル(中央=カメラ・岩下 翔太)

◆ソフトバンク12x―8西武=延長12回=(26日・福岡ヤフオクドーム)

 ソフトバンクは8―8の延長12回、グラシアルが右翼へ4号サヨナラ満塁弾を放った。チームでは1999年9月8日の西武戦(当時福岡D)の井口以来となる劇弾。柳田も値千金の同点2ランを含む2発で2年連続の30号に到達した。17日にグラシアルが1軍昇格してから9連勝。首位・西武には3連勝で、11日には最大11・5差あったゲーム差を5まで縮めた。

 とんでもないフィナーレが待っていた。延長12回1死満塁。グラシアルは、増田の外角高めの150キロ直球を振り抜いた。大歓声に後押しされた打球は右翼ポール際に飛び込んだ。「打った瞬間、これは飛んだなと思いました」。4号グランドスラムに、普段は寡黙なキューバ人助っ人が喜びを爆発させた。

 サヨナラ満塁弾は、チームではダイエー時代の1999年9月8日の西武戦で井口(現ロッテ監督)が打って以来。2回には今宮も満塁アーチをかけており、1試合2本の満塁本塁打は2004年5月30日のオリックス戦(ヤフーBB)以来だった。柳田の2発を含め、12点全てが本塁打というど派手な勝ち方だった。

 17日にデスパイネが右膝炎症で離脱。グラシアルは同日朝に昇格を伝えられ、博多から大阪へ向かった。オリックス戦(京セラD)の試合直前に到着すると、スタメン出場でいきなり3安打。22日の日本ハム戦(東京D)では9回に逆転2ランを放つなど、昇格後9試合で39打数16安打の打率4割1分、4本塁打、12打点。あまりの好調ぶりに、練習相手を務める打撃投手陣はその鋭い弾道を恐れるばかり。「間違いなくチームで一番状態がいいです」。柳瀬1軍打撃投手兼チーム広報も笑うしかないほどだ。

 活躍ぶりから最近は取材が殺到。筋骨隆々で誰もがチームNO1と認めるマッチョマンは丁寧に応じてきた。だが、柳田、松田宣らも絶好調。新聞を見て「(自分の扱いが)少し小さい」と冗談交じりに愚痴っていた。しかし、それも笑い話。9連勝の主役は「うれしいね」とほほ笑んだ。

 日本ハム、西武と続いた勝負の6連戦を全勝で突破。首位に5差まで迫った。「すごい試合でした。西武さんの背中がやっと見えてきた」と工藤監督は興奮を隠せない。最大11・5ゲーム差から、奇跡の逆転Vはもはや夢物語ではない。(嶋田 直人)

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