相葉雅紀が見た甲子園「一生忘れられない夏になりました」…独占観戦記

閉会式では甲子園球場左翼後方に虹が架かった
閉会式では甲子園球場左翼後方に虹が架かった

◆第100回全国高校野球選手権記念大会最終日 ▽決勝 大阪桐蔭13―2金足農(21日・甲子園)

 今夏、「熱闘甲子園」(ABCテレビ・テレビ朝日系)で「熱闘!高校野球100回スペシャルナビゲーター」を務めた嵐・相葉雅紀(35)が21日、甲子園決勝戦を生観戦し、スポーツ報知に独占観戦記を寄せた。大阪桐蔭の史上初2度目の春夏連覇に終わった今大会を連日、観戦してきた。決勝の観戦は初めて。「この夏の一日一日が僕にとっての宝になりました。一生忘れられない夏」と熱い思いを語った。(取材・構成=畑中 祐司)

 初めて観戦した決勝戦は初回から9回のようにボルテージが最高潮で、1球1球に球場がどよめき、緊張感にあふれていました。金足農の吉田投手は地方大会から1人で投げ続けて、秋田勢103年ぶりの決勝戦。相当な重圧を抱え、体の疲労もあった中での力投は素晴らしかったと思います。でも、王者が強かった。

 どこからでも点が取れる大阪桐蔭の打線。僕は野球に関してほとんど素人だけれど、1回戦から見てきて、2、3巡目になった時に相手投手に対応する能力は、本当にすごかった。史上初2度目の春夏連覇。今大会は史上初の逆転サヨナラ満塁弾(済美)があったり逆転サヨナラ2ランスクイズ(金足農)もそう。台本では書けないようなドラマがいくつもあった。それを球場の中で感じられたのは一生の宝です。

 球児全員が1球1球にすべてを懸けて、その思いが伝わるから、心も動かされるし、感動もする。第100回大会の歴史も感じました。甲子園歴史館や第1回大会の豊中グラウンドの球場跡地にも行きました。連日のレジェンド始球式もあって、大会が終盤に差しかかるにつれ、ナビゲーターという立場で関わらせていただいた感謝の気持ちが大きくなっていきました。

 グラウンド以外では、歌や音楽の力を感じました。スタンドで応援する人たちも歌で球児たちと一つにつながっている。開幕戦で星稜が勝って、松井(秀喜)さんが校歌を歌っていたときも、そこで一つにつながっていた。アルプス席のブラスバンドも、相手の伝令のタイミングで演奏をやめたりと、球場全体がスポーツマンシップにのっとって戦っていることも、球場でじかに見て感じられたことです。

 あと、個人的なことだけど(大阪桐蔭の)アルプス席から「夏疾風」を聞いたときは、とてもうれしかったです。作新学院もメドレーでやっていただいた。その年の「熱闘甲子園」のテーマ曲が、その年の大会にアルプスで流れるのは初めてと聞いてうれしかったし『超レベル高いし、すごいなぁ!』って(笑い)。

 準決勝で始球式をした桑田(真澄)さんを取材させていただいたときに聞いた『甲子園の優勝投手もすごいけど、人生の勝利投手になってほしい』という言葉はとても印象的でした。この先、野球じゃない道に進む球児もいると思うけれど、甲子園での経験は一生、自分の軸になると思うし、こうやって関われた僕にとっても一生忘れられない夏になりました。球児たちには、いろんな思いを込めて『お疲れさまでした』と言いたいです。

 ◆相葉 雅紀(あいば・まさき)1982年12月24日、千葉県生まれ。35歳。小学3~6年生時に少年野球で俊足強肩の1番打者として鳴らした。中学時代からジャニーズJr.として活動し、16歳で「嵐」として「A・RA・SHI」でCDデビュー。ドラマ、映画、舞台に数々出演。NHK紅白歌合戦は、グループで10年から5年連続司会、16年に単独初司会。現在はNHK「グッと!スポーツ」などに出演。

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