浦和学院・渡辺「直球の力負けは実力不足」プロでの活躍誓う「155キロ投げたい」

ベスト8で敗退となり、悔しそうな表情を見せる浦和学院・渡辺(カメラ・岩下 翔太)
ベスト8で敗退となり、悔しそうな表情を見せる浦和学院・渡辺(カメラ・岩下 翔太)

◆第100回全国高校野球選手権記念大会第14日 ▽準々決勝 大阪桐蔭11―2浦和学院(18日・甲子園)

 自慢の直球をことごとくはじき返された。今秋ドラフト候補の190センチ右腕、浦和学院・渡辺勇太朗は、根尾、藤原に一発を浴びるなど6回途中4失点。9回に再び登板し、石川瑞貴にも左翼席へ運ばれた。「直球の力負けは実力不足。悔しいの一言に尽きます」。109球で5安打完封した二松学舎大付戦から中1日。本来の安定感はなかった。

 一度は野球を諦めかけた。1年の冬に体調不良も重なり、心が折れた。野球部の寮を抜け出し、学校からも遠ざかった。野球をやめて父の造園業を継ぐと言い張った。森士監督(54)は諭した。「本当に野球をやめていいのか。働くというのはどういうことなのか。よく体験しなさい」。家業の手伝いをさせて、自分を見つめ直させた。

 1か月ほどの“荒療治”を終えると目に輝きが戻っていた。「目的意識を持ってやるようになった」と指揮官。練習に取り組む姿勢など、全てが前向きに。昨秋の肩、今春の肘の故障にも腐ることはなかった。「プロでやりたい。155キロを投げたい」。渡辺の野球人生は続く。(増田 寛)

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