旭川大高・沼田「プロ志望届出したい」

北照のエース原田(左)と談笑する旭川大高・沼田
北照のエース原田(左)と談笑する旭川大高・沼田

 第100回全国高校野球選手権記念大会(甲子園)に出場し、佐久長聖(長野)との1回戦(6日)で史上初の延長タイブレーク(14回)の末、4―5で敗れた旭川大高(北北海道)が7日、帰道した。8回4失点(自責0)と粘投したプロ注目の146キロ右腕・沼田翔平(3年)は進路について「(プロ志望届を)出したい」と明言した。同じく1回戦で沖学園(南福岡)に2―4で敗れた北照も、7日夕に海路で関西を後にした。4打数1安打に終わった4番・岡崎翔太左翼手(3年)は、大学経由でのプロ入りへ意欲を示した。

 “歴史的敗戦”から一夜明け、旭川大高ナインの表情は晴れやかだった。100回目の夏に、史上初の延長タイブレーク。3時間7分の死闘の末、初戦で涙をのんだが、「(試合の)最初から、いつも通り投げられた」とエース右腕・沼田。力を出し切ったからこそ、悔しさは後を引かなかった。

 「北海道NO1右腕」と評され、初めて立った甲子園のマウンド。味方の失策や、ダイレクト捕球と見られた打球が安打とされるなど微妙な判定にも泣かされ8回4失点も、自責点は0とエースの役割は果たした。「もっとバコバコに打たれるかと思ったけれど、自分の武器であるアウトローの直球が通用し、『ここまでやれるんだ』と分かった」。最速は142キロ止まりだったが、確かな手応えが、自信へと変わった。

 「(プロ志望届を)出したいです」。大舞台を経験し、入学時から目標にしてきた夢を、改めて口にした。今春に右肩を痛め、ネット裏で視察した中日・八木スカウトは「投げ方が変わった」と印象を語ったが、最速は146キロと潜在能力は高い。今後は大学進学も視野に入れつつ、最終意志を固めていく。

 「つらいことの方が多かったが、最後こういう形になり良い3年間だった。育成でもいいから、プロにたどり着きたい」。175センチ65キロ。細身な背番号1は、胸を張って、帰路についた。(宮崎 亮太)

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