【甲子園】中央学院・大谷、投げずに敗戦 涙の決意「打者としてプロに入りたい」

スポーツ報知
登板することなく初戦で済美に敗れ、悔し涙を流しながら引き揚げる中央学院・大谷

◆第100回全国高校野球選手権記念大会 ▽1回戦 済美5―4中央学院(5日・甲子園)

 初めての夏は、ホームが遠かった。春夏連続出場の中央学院は、春に続いて初戦敗退。頭蓋骨骨折などから復帰したプロ注目の二刀流右腕・大谷拓海は「4番・右翼」で3打数無安打1打点。1点を追う8回2死一塁でも空振り三振に倒れ、登板機会もなかった。「けがのブランクとかはないです。純粋に技術不足」と涙を拭った。

 甲子園に戻ってこられたこと自体が奇跡だ。5月下旬の練習試合で打球を右側頭部に受け、約1週間入院。1か月ほどの静養も強いられた。西千葉大会の途中にぶっつけ本番で実戦復帰を果たしたが、「当たった瞬間に、夏はできないなと覚悟した」と相馬幸樹監督(38)。父・昭彦さん(47)も「大会の時、行進で歩いている姿を見るだけでも感慨深かった」と語るほどだった。

 この日は、右肩の状態などを考慮し、当初から登板予定はなかったという。マウンドに立てずに高校野球生活にピリオドを打ったが、次のステージがある。今後の進路について「もっと練習して、上で活躍したいです。投手ではなく、打者としてプロに入りたい」。最速145キロを計測する投手の道を断念し、高校通算33本塁打の打撃でプロ入りを目指す意向を明かした。(増田 寛)

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