浅利陽介、「コード・ブルーと出会っていなければ僕は俳優をやめていました」劇場版大ヒット公開中!

幼少期のチャップリンのモノマネが演技の原点。「今でも見返します」と笑顔の浅利陽介(カメラ・小泉 洋樹)
幼少期のチャップリンのモノマネが演技の原点。「今でも見返します」と笑顔の浅利陽介(カメラ・小泉 洋樹)
「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(C2018製作委員会)
「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(C2018製作委員会)

 映画「劇場版コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―」(西浦正記監督)が先月27日に封切られ、興行収入100億円突破も視野に入る記録的ヒットを飛ばしている。フライトドクター5人の青春を描く作品も、2008年にフジテレビ系ドラマとして放送開始されて10年。コミカルな存在感で物語に彩りを与え続けている俳優・浅利陽介(30)は「『コード・ブルー』と出会っていなければ僕は俳優をやめていました」と断言する。

 もし「コード・ブルー」と出会っていなかったら、どんな俳優になっていたと思うか―。仮定の質問に対し、浅利は2秒も考えずに「やめてたんじゃないかと思います」と断言した。

 「なんか別の事をやった方がいいんじゃないかと思って友達の仕事を手伝ったり、乗馬をするので馬の世話をするのもいいかな、なんて考えて、なんとなーくフェードアウトして消えていったでしょうね」

 役者人生を救った作品は、俳優としての「骨」「芯」「核」だと語る。

 「例えば『浅利陽介さん死去』って記事が書かれる時が来たら、間違いなく『コード・ブルー』って挙げられる。100歳で死んだとしても。皆さんは『コード・ブルー』の僕を思い出してくれると思うんです」

 2008年。山下智久(33)、新垣結衣(30)、戸田恵梨香(29)、比嘉愛未(32)。同世代の先頭を走る4人とともに船出した作品は広く受け入れられ、高視聴率を記録した。10年、17年に新しいドラマシリーズとして受け継がれ、10年後の今、初めて映画化された。

 「ちょっとした社会現象と言えるような作品と関われてきたのは、ラッキ~って感じですよ。医師や看護師を目指す人が増えたと聞きますし、多くの人の心に残る作品になったんだと思います」

 放送開始当時は大学生。俳優として生きていけるかという惑いの中で受けた大きなオファーだった。

 「子役から脱皮しなきゃいけない時期だったんですけど、僕は攻めあぐねていた。でも突然、あの4人が横にいるんですからね。ポツンと入っちゃったな…という孤独感があって。芝居を見てくれて起用してくれたはずなんだから個性を出さなきゃというプレッシャーがありました。現場に居るのが嫌で嫌でしょうがなくて、早く帰りたいとずっと思っていた記憶しかないです」

 転機になったのは主演俳優が見せた優しさだった。当時、周囲を寄せつけないオーラを放っていた山Pが声を掛けてくれた。

 「車に乗せてくれて、一緒にキマグレンの歌を聴いただけなんですけどね。彼なりに考えてくれたんだなあと思って…今でも感謝しています。あの後、突破口を見つけて突き進むことができたような気がするんです」

 10年の月日は、4人をどのように変えたのだろう。

 「それぞれが積み重ねて成長してきたんですから、当然変わりますよね。まーなみ(比嘉)は、先輩からも後輩からもイジられて場を和ませてくれるのは昔から変わらないですけど、今は力を入れるべきスイッチを持っている気がします。戸田はとにかく色っぽくなりましたね。昔はヤンチャな子って感じでしたけど、大人の女性になって、プロデューサーのような視線で作品を見ているところもある。結衣ちゃんは明らかに目つきが変わりました。優しく見守るところは変わらないですけど、自分の立場を冷静に判断するようになりましたね。トモ(山下)は昔、とにかく好き嫌いの二択しかなかったけど、今はちゃんと間があります(笑い)」

 時々は5人で食事に行く。通称「コード・ブルー会」は大切な議論の時間でもある。

 「『最近何してるの?』っていう同窓会みたいな時間ですけど、自分たちの作品について議論することもあります。こんな設定があったら面白いんじゃないか、とか。今回の作品に生かされている部分もあります」

 5人は家族のような存在になったが、本当の家族である夫人も「コード・ブルー」を見続けているファンの一人だ。

 「一般視聴者の意見をバチバチ言ってくるので大変なんですよ。でも、映画を見て言ってくれたんです。『すごくいい節目の作品になったね。4人のこと、ちゃんと大事にしなよ』って」

◆「劇場版コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―」あらすじ
 別れの予感の中で日常を過ごす5人に出動要請が入る。成田空港での航空機緊急着陸事故、海ほたるでの巨大フェリー衝突事故―。史上最悪の現場と立ち向かい、病院内では命の意義を見つめる。冴島(比嘉愛未)との結婚式を控えた藤川(浅利)はドクターとしていかに生きるかを葛藤する。127分。

 ◆浅利 陽介(あさり・ようすけ)
1987年8月14日、東京都出身。30歳。4歳で児童劇団に入団して芸能界入り。94年にドラマデビュー。代表作に映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(07年)、「手のひらの幸せ」(主演・10年)、「空飛ぶタイヤ」(18年)、ドラマ「キッズ・ウォー」シリーズなど。15年、大学時代に知り合った一般女性と結婚。身長162センチ。

幼少期のチャップリンのモノマネが演技の原点。「今でも見返します」と笑顔の浅利陽介(カメラ・小泉 洋樹)
「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(C2018製作委員会)
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