【ソフトバンク】大竹、育成ドラフト初の初登板初先発初勝利「夢の中じゃないのかな」

プロ初勝利を挙げ工藤監督(右)から祝福される大竹(カメラ・頓所 美代子)
プロ初勝利を挙げ工藤監督(右)から祝福される大竹(カメラ・頓所 美代子)
西武打線を8回2失点に抑えた大竹
西武打線を8回2失点に抑えた大竹

◆西武6―14ソフトバンク(1日・メットライフドーム)

 ウィニングボールを工藤監督から受け取り、大竹が無数のフラッシュを浴びた。8回5安打2失点。7月30日に支配下登録されてからわずか3日、育成ドラフト出身では史上初となる初登板初先発勝利の快挙を成し遂げた。「夢の中じゃないのかな。(移動の)飛行機で隣に千賀さんが座っていたり、起きたら(福岡の)寮のベッドじゃないかと思うこともある」と、夢見心地で振り返った。

 89試合目で今季チーム初の先発左腕となったルーキー。初回に山川に先制2ランを許し「これが1軍か…。くじけそうになった」。だが、2回以降は開き直った。プロ入り後初めて取り組んだウェートトレなどの成果でMAX143キロと10キロ近く球速アップした直球で右打者の内角を突き、「楽天の塩見さんや辛島さん(の映像)を見てイメージした」とチェンジアップでタイミングを外した。

 早大の先輩で、憧れの和田に貴重な助言をもらっていた。支配下契約を結んだ際にメールで報告すると「ここからがスタート」と祝福された。同時に、7回途中5失点KOだった03年のデビュー戦の体験談も披露してくれた。「和田さんも初登板はよくなかったと聞いて気が楽になった」。初回に失点したのは先輩と同じだが、白星で“和田超え”。「まだまだ及ばないが一歩ずつ近づきたい」。

 球数が100球を超えたため完投は逃したが、工藤監督も「期待以上」と褒めたたえた。2日にも自力V消滅の危機だったが、救世主の登場で5割復帰。故障者が多く、台所事情の厳しいタカに、千賀、石川に続く“育成の星”が誕生した。(戸田 和彦)

 ◆大竹 耕太郎(おおたけ・こうたろう)1995年6月29日、熊本県生まれ。23歳。済々黌高で2年夏、3年春に甲子園出場。早大では2年春にMVP。17年育成ドラフト4位で入団。今季ウエスタンで防御率1・87で7月30日に支配下登録。184センチ、78キロ。左投左打。年俸600万円。

 

プロ初勝利を挙げ工藤監督(右)から祝福される大竹(カメラ・頓所 美代子)
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