小池都知事、暑さ対策は「心技体」が必要…東京五輪まであと2年インタビュー

東京五輪開幕まであと2年となり、意気込みを語る小池知事(カメラ・池内 雅彦)
東京五輪開幕まであと2年となり、意気込みを語る小池知事(カメラ・池内 雅彦)

 2020年東京五輪は24日、開幕まであと2年となった。大会理念の「復興五輪」を示すため、東日本大震災の被災地をつなぐリレーが青森市からスタートするなど、各地でさまざまなイベントが行われた。東京都の小池百合子知事(66)は同日、都庁内でスポーツ報知のインタビューに応じた。懸念される暑さ対策について「温度の上昇が急激に起こっている中、『心・技・体』が必要。心は意識、技は技術、体は体制です。その意識で進めていきます」などと語った。

 小池知事は開口一番、「暑いですね~」と語り、インタビューは始まった。熱中症の搬送者は全国で2万人を超え、60人以上の死者も出ている。東京も23日に青梅市で都内初の気温40度超えを記録した。小泉内閣で環境相を務めた小池知事は、軽装のクールビズを主導。文化として根づいている。

 「2005年からクールビズを始めて良かった。今、始めていたら、混乱して間に合わなかったのでは。『クールビズは楽だ』ということで実施しやすかった。着るだけで涼しいとか、暖かいとか、機能繊維が開発され、日本の繊維産業を活気づけた面もあります」

 大会期間中、屋外競技では特に暑さ対策が必要となる。

 「ここに来て大変注目されているのが、この暑さ! 細かいナノに近い噴霧ミストの技術などを活用、遮熱性の舗装をすることで道路の温度を下げていきますし、屋外での競技については開始時間を早めるなど、さまざまな工夫をしながら、対策を行っていきます」

 都では3年前から暑さ対策推進会議を開催。都内の各競技会場では施設の熱負荷を減らす工夫や効果的な空調方式を検討し、建物の屋上や壁面を緑化するなどの対応を取る。23日のイベントで知事は「打ち水」の有効活用も訴えた。

 「『どうすれば、暑さをしのげるか』という必要性があれば、技術開発も行われるだろうと期待もあります。しかし、2年間という制約もあります。工夫は続けていきたいと思います。気温上昇が急激に起こっている中、『心・技・体』が必要。心は意識、技は技術、体は体制。その意識で進めていきます」

 都市機能を整備するという観点から、パラリンピックも重視する。

 「パラリンピックに比重をかけることが、将来の東京にとっても必要。点字型バッジ、障害のある方や高齢者の方でも乗り降りが容易な交通、ホームドア設置による安全性の確保など、パラリンピックに(政策の)的を当てると、東京の高齢化対策、安全対策につながっていきます」

 2016年8月に都知事に就任して以降、大会経費のコスト削減などを進めてきた。紆余(うよ)曲折があったが、施設整備は順調に進み、今後は機運醸成に力を入れていく。

 「大会コストの縮減や、ラッピングバスなどを含めた機運の醸成などハード面とソフト面、両方進めてきました。施設は建設が進んでいますが、ソフト面を充実させていく段階に入っていきます。見直すところは見直し、レガシーとして残る部分は積み重ねていきます。両方を同時にやっていきたいと思います」(久保 阿礼)

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