【巨人】西日本豪雨被災の野球少年128人と交流

記念撮影をする巨人ナインと子どもたち(カメラ・石田 順平)
記念撮影をする巨人ナインと子どもたち(カメラ・石田 順平)
倉敷の球場と交流会の行われた会場、被害の大きかった地域
倉敷の球場と交流会の行われた会場、被害の大きかった地域

 巨人の選手会は23日、西日本豪雨で被災した岡山・倉敷市真備町の野球チームの小、中学生128人と、岡山市にある施設「コンベックス岡山」で交流した。24日のヤクルト戦(倉敷)に向けて遠征中の由伸監督やコーチ、ほぼ全選手が約1時間、野球教室などで触れ合った。子供たちには、巨人とオフィシャルパートナーを結ぶアンダーアーマー提供のユニホームTシャツなどが贈られ、24日の試合にも招待される。

 絆が生まれた。真っすぐな目で質問してくる野球少年たちを、Gナインも真正面から受け止めた。豪雨災害に見舞われた真備町の子供たちとの交流会は、いつの間にか、熱気あふれるガチンコ野球教室となっていた。

 まずはエース・菅野だ。「どうやったら速い球を投げられるようになりますか?」「バッターを抑えるためには?」―。右腕はじっくり考え込むようにうつむき、丁寧に返した。「ピッチャーで大切なのは、肩だけじゃない。足も、体幹もすごく大切。たくさん食べて、体全体をしっかり鍛えていくことかな」。オフのハワイ自主トレでも、後輩投手たちに対してトレーニングの重要性を訓示していたが、それと同じだった。日本のエースから贈られる言葉に、少年たちは真剣な表情で何度もうなずいていた。

 昨季2000安打を達成した阿部は、打撃の極意を惜しげもなく披露した。「なかなか強い打球が打てません。コツはありますか?」。数多くの引き出しから背番号10が選んだのは、速球投手に対して自身も実践している奥義だった。「いろいろあるけど…究極はこれだよ」。バットを握る両こぶしを数センチだけ離す方法だ。また、自身が一塁手にコンバートした際、後藤コーチから教わったポジショニングの秘訣(ひけつ)も披露した。

 小林、宇佐見、大城の捕手トリオはキャッチングを実演し、打者のクセを探すためには、日常生活から周囲へ目配りすることが大切とアドバイス。亀井、長野のベテラン・コンビは、野球少年のお母さんたちと記念撮影やサイン会に精を出していた。

 約1時間、128人の野球少年たちとの交流を終えた頃には、菅野の顔はキリッと引き締まっていた。「(支援として)選手ができることは少ないと思いますが、こうやって元気に参加してくれたことがうれしい。自分の『打たれた』とか『結果が出ない』とかは、ちっちゃな悩み。自分たちも負けていられない」。24日のヤクルト戦には、この日、触れ合った子供たち全員が招待される。G戦士たちがやるべきことは、ひとつだけだ。

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