杏里の40周年アルバムは「原点」80年代サウンド

22年ぶりの紅白出場へ意気込みを語った杏里(カメラ・池内 雅彦)
22年ぶりの紅白出場へ意気込みを語った杏里(カメラ・池内 雅彦)

 デビュー40周年を迎えた歌手の杏里(56)が、3年ぶりに26枚目のオリジナルアルバム「ANRI」を8月1日に発売する。自身の「原点」という80年代サウンドを取り入れた、集大成といえる作品に仕上がった。杏里は、このほどスポーツ報知のインタビューに応じ、40年の歌手人生を振り返りながら、今後の目標として「世界に向けて発信できる紅白歌合戦は意識しています」と宣言。22年ぶりとなる年末の大舞台を見据えた。(江畑 康二郎)

 夏と海を感じさせる「杏里サウンド」が帰ってきた。節目のアルバムは、自身が作詞・作曲を手掛けたダンサブルなナンバー「Catch The Wave」に始まり、しっとりと歌い上げたバラード「Everlasting Love」など全11曲を収録。「杏里という名前をもう一度、しっかりアピールしたい」と、デビュー40年にして初めて自身の名前をタイトルにした。

 アルバムには、最も影響を受けたという米ロックバンド「TOTO」「シカゴ」らに代表されるAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)やディスコサウンドなど80年代の要素を積極的に取り入れた。「私の音楽の原点は80年代から。あの時代は一番夢中に仕事をしながら、遊びながら、いろんな音楽を吸収できた」。80年代サウンドは、今年のグラミー賞で主要3部門を獲得したブルーノ・マーズ(32)にも影響を与えるなど世界的なトレンドとなっている。「過去の作品と比べても相当納得がいってます」と力を込めた。

 17歳だった78年にシングル「オリビアを聴きながら」でデビュー。今や誰もが知る名曲も当時はオリコン65位どまり。83年にアニメ「キャッツ・アイ」の主題歌「CAT’S EYE」の大ヒットで注目され、ようやく「オリビア―」にも光が当たった。

 その「CAT’S―」もオファーを受けた際は目指す音楽とのギャップに悩み「即答できなかった」という。だが、同曲はオリコンチャート1位を獲得するなど自身の代表曲となり、次に出した「悲しみがとまらない」も続けざまにヒット。同年の紅白歌合戦にも初出場した。「今思えば、何でもトライすることは大事。『オリビア―』も『CAT’S EYE』も宝物」と振り返る。

 90年代末から本拠地を米ロサンゼルスに移したが、紅白は海外でも話題に上るという。自身は過去3度出場し、89年には「Groove A.Go.Go」で、20人近い外国人バックダンサーとのパフォーマンスを披露した。「世界に向けて発信できる紅白歌合戦は意識しています」。「オリビア―」を歌った96年以来の紅白の舞台を目指す。

 ◆杏里(あんり)本名・川島栄子。1961年8月31日、神奈川県生まれ。56歳。高校時代からモデルとして活躍。78年、「オリビアを聴きながら」でデビュー。83年、「CAT’S EYE」で紅白歌合戦に初出場。91年、アルバム「NEUTRAL」はミリオンセールスを記録した。98年2月の長野冬季五輪の公式イメージソングを担当し、閉会式で「故郷(ふるさと)」を歌唱した。

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