【岩手】大船渡・佐々木、投げずに散る「自分が引っ張る」

西和賀に逆転負けし、ベンチ前で肩を落とす大船渡・佐々木(右端)
西和賀に逆転負けし、ベンチ前で肩を落とす大船渡・佐々木(右端)

◆第100回全国高校野球選手権記念岩手大会 ▽3回戦 西和賀3―2大船渡(14日・岩手県営)

 再びマウンドに立つことなく、大船渡・佐々木朗が2年の夏を終えた。2回戦・盛岡三戦で自己最速の154キロをマークし、142球の熱投で2失点完投勝ち。シード校撃破の立役者となり注目を浴びた右腕は、この日の西和賀戦は1番・中堅で先発した。だが2四球を選ぶも2打数無安打に終わり、チームも敗退。佐々木朗は「投手は頑張ってくれていた。それに応えられるように打てればよかった」と言葉を絞り出した。

 2回戦から中3日で迎えたこの一戦、国保陽平監督(31)は試合後「疲れていたので、どんな展開でも(佐々木朗を)投げさせる気はなかった」と明かした。150キロ超えを何球も出すなど、2年生ながら潜在能力の高さを証明した2回戦だったが、試合中に右手指や両足がつったりと疲労が蓄積。たとえ短いイニングでも、投手としての起用に踏み切れなかったのだ。

 今夏の活躍をみても、秋からは投打においてチームの中心となることが期待される。「強いチームを目指して、自分が引っ張っていけるようになりたい」と言い切った佐々木朗。まずは来春のセンバツで聖地のマウンドに立つことを目指し、腕を磨く。(有吉 広紀)

 ◆佐々木 朗希(ささき・ろうき)2001年11月3日、岩手・陸前高田市生まれ。16歳。小3で野球を始める。11年の東日本大震災で被災し、大船渡に移住。大船渡一中では軟式野球部に所属。大船渡では1年夏からベンチ入り。189センチ、81キロ。右投右打。家族は母と兄、弟。

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