【長野】松本深志・小林ツインズ初戦で散る 兄・綾148キロ腕 弟・絃は高校20発ともに慶大志望

初戦敗退した松本深志の小林絃主将(右)と綾
初戦敗退した松本深志の小林絃主将(右)と綾

◆第100回全国高校野球選手権記念長野大会 ▽2回戦 中野立志館3―1松本深志(11日・松本)

 県内屈指の進学校として知られる松本深志の小林ツインズが、初戦で散った。3失点完投したエースで兄の綾(りょう、3年)は「初戦で負けるなんて考えてなかった。正直、何が起こっているのか分からない」と涙。「3番・一塁」で先発し、1安打2三振に終わった主将で弟の絃(げん、3年)は「流れがつかめなかった」と落胆した。

 最後の夏に懸けていた。綾は「絃は自分が焦っている時に声を掛けてくれて、頼りになった」と感謝。絃は「ライバルとして、いい存在だった」と涙を見せずに振り返った。

 2人は画家の父・幸喜さんと、オルガン奏者の母・淳子さんが留学していた独・シュツットガルトで生まれた。綾は、タペストリーを編んでいくように、周りを見ながら世の中と関わっていければ―。絃は、人と触れ合って音を響かせる人間になってほしい―と命名された。共通する「いとへん」は「2人でずっと一緒に結びついて」という願いが込められている。

 中学ではバッテリーを組み全国大会出場。綾は昨冬に自己最速の148キロをマークし、絃は高校通算20本塁打超のスラッガーに成長した。大黒柱として引っ張ってきた右腕は「この代が一番、甲子園に近いと思っていた。行きたかった」。

 兄弟には夢の続きがある。希望進路は共に慶大。絃は「希望は一緒だけど、一緒に行けるかはわからないので…。勉強が…」と苦笑い。神宮での競演を目指し、新たな戦いへと挑む。(青柳 明)

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