女優の綾瀬はるか(33)が7日放送のTBS系「サワコの朝」(土曜・前7時半)に出演し、2004年7月期のTBS系連続ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」の秘話を明かした。
綾瀬はこのドラマで主人公の廣瀬亜紀役を好演。白血病に冒される役で髪の毛を剃髪したが「剃ってみたいって思いました。坊主にしてみたいって思いました」と明かし、「坊主にした日は鏡に幕を下ろされて、自分がなっているところ見てなくて、その最中は落武者みたいだったらしいんですね。途中、見なくて良かったねって言われました」と話した。
15歳でデビューしたが、それまで女優として目標がなかったのだという。しかし、この作品だけは出演したいと熱望。オーディションでは「やりたい気持ちが強すぎちゃって、すごいやりたいっていうのが出ちゃって、緊張したんです、物凄く」という。台本を持つ手が「こんなに震えて。セリフがまったく聞こえなかったって言われました。やりたいっていう気持ちが伝わったみたいです」と笑わせていた。
司会の阿川佐和子さん(64)からこの役は「死んでいく役で?」と聞かれると「台本に、どんどんやせて筋が見える、とか書いてあって、みんなにお菓子食べないか見張られてて、7キロぐらい痩せました」と明かした。
「でも、その後、回想シーン撮るから体重戻せって言われて、食べまくったら4日ぐらいですぐ戻りました。すごい食べた、6食ぐらい。ほぼ1日で4キロぐらい戻ったと思います」と笑わせていた。
当時を振り返り「この作品が終わったら、やめていいっていう感じで臨んでいました。すべてをここに全部を捧げようと思って。自分のことを女優ともまだ思ってもなかったし、亜紀ちゃん演じれたら、全部辞めていいっていう感じで。すごく夢とか目標があって始めたわけじゃなかったから、目の前にあるものにこういう感じだったと思います」と真っ直ぐに役を演じたことを明かしていた。