【山形】2年連続決勝敗退の山形中央“3度目の正直”で4年ぶり夏の甲子園狙う

学校のグラウンドでガッツポーズする山形中央の選手たち
学校のグラウンドでガッツポーズする山形中央の選手たち

 記念すべき第100回全国高校野球選手権(8月5日から17日間、甲子園)の山形大会の組み合わせ抽選会が28日、山形市内で行われた。2年連続で山形大会決勝で敗れている山形中央は、目の前で悔しさを感じてきた3年生が中心となり“3度目の正直”を目指す。

 あの悔しさはもう二度と味わいたくない。2016年は延長戦の末、鶴岡東に8―10で惜敗し、17年は日大山形に3―16と大敗。甲子園まであと1勝と迫った山形中央だが、涙をのんだ。昨夏もベンチ入りしていた主力2人は、1年前の思いを忘れていない。

 「(当時の)3年生が泣いているのを見て、力を貸せなかった情けなさが出た」と佐藤龍信(りゅうしん)主将(3年)が話せば、昨夏決勝でも登板し、今春から背番号1の左腕・佐藤智輝(3年)は「新チームの練習が始まったけど、切り替えができなかった」。必死に立て直したが、昨秋は県準々決勝で敗退した。

 打力向上へ取り組んだ。全体練習終了後に部員全員での素振り1000本は、冬場から始めて今も継続中。守備でも昨夏決勝は飛球の捕り損ない(記録は安打)から大量失点したため、シートノックから厳しく言い合い、意識を高めてきた。今春は昨秋敗れた山形城北に雪辱して県準V。攻守ともに成長が結果につながった。

 庄司秀幸監督(41)も「決勝で負けるのは恥ずかしいとか肩に力が入っていたのは私」と反省。現在は負けた試合後はミーティングを選手に任せたりと自主性や考える力を育ててきた。技術だけでなく、心も成長した。

 4年ぶり3度目の夏出場へ、第2シードで臨む今夏は、2回戦(15日)で山形学院と山形明正の勝者と対戦。同ブロックに鶴岡東と日大山形が入り、互いに勝ち上がれば準々決勝は雪辱戦だ。「(両校が)同じブロックに来たのはリベンジするチャンス」と佐藤龍主将。指揮官は「365日のうち350日間はここ(山形大会)のための修業」と言い切った。過去2年の悔しさや反省を生かし頂点目指して一歩ずつ進んでいく。(有吉 広紀)

 ◆山形中央・過去の甲子園 春2度、夏2度の計4度出場。横山雄哉投手(現阪神)を擁し、10年春に21世紀枠で初出場した。東北絆枠で出場した13年春、石川直也投手(現日本ハム)の力投もあり、初戦の2回戦で岩国商(山口)に6―2で勝利。甲子園初勝利を挙げた。14年夏は2回戦・東海大四(南北海道)戦で石川―佐藤僚亮投手(現新日鉄住金鹿島)が完封リレーするなど、初の同一大会2勝。最高成績は13年春、14年夏の3回戦。

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