◆日本生命セ・パ交流戦 西武―中日(17日・メットライフドーム)
試合前に背中のけいれんを発症し、先発を回避した松坂大輔投手(37)が試合途中に球場を離れた。症状は軽くなく、18日に出場選手登録を抹消される可能性が濃厚になった。
試合中はトレーナーのマッサージを受けるなど治療に努めたが、午後2時半頃、迎えのタクシーに乗り込んだ。トレーナールームから駐車場への長い階段を歩く際も、手すりにつかまり、西山和夫球団代表(69)に背中を支えられながら、重い足取りで慎重に昇っていった。
同代表は「松坂は(つらそうだった?)そりゃつらいよ。きょうは病院に行かない。(新幹線に)長く乗れる状況でもないので名古屋にも帰らない」と説明。引き続き都内で静養し、18日に検査を受けることになりそうだ。
松坂は球団を通して「ブルペンに入って投げ始めたところで背中がつってしまい、何とか投げようと思ったのですが痙攣(けいれん)が収まらなかったので、登板を回避させていただきました。たくさんの方が投げるのを楽しみに来てくれた中で、このような形になり申し訳ありませんでした」とコメントした。