【大学選手権】京都学園大・川瀬、校名変更前のラストイヤーで2安打完封 

2安打完封した京都学園大・川瀬(カメラ・伊井 亮一)
2安打完封した京都学園大・川瀬(カメラ・伊井 亮一)

◆報知新聞社後援 全日本大学野球選手権第2日 ▽1回戦 日大国際関係学部0―2京都学園大(12日・神宮)

 京都学園大(京滋大学)は、プロ注目の最速146キロサイド右腕・川瀬航作(4年)が日大国際関係学部(東海地区大学)を2安打で完封し、3年ぶりの白星を挙げた。来年度から京都先端科学大に校名が変わるため、現校名では最後となる全日本大学選手権で初の日本一を目指す。35年ぶり3度目出場の広島大(広島六大学)は、エースの中田朋輝(4年)が6回で8失点し、東北福祉大(仙台六大学)に敗れた。東北福祉大と国際武道大(千葉県大学)が8強入りした。

 今大会初の完封勝利投手となった京都学園大の川瀬が、力強くグラブを掲げた。「打たせて取る持ち味がたくさん出せた。完封勝利できると思っていなかったので自信がついた」。2安打2四球の29人斬り。二塁すら踏ませない快投だった。

 昨年の同大会は、大商大との1回戦に先発した。2失点に抑えたものの8回2/3で降板。1―2でサヨナラ負けした。「(坂根耕世)監督の信頼がないと最後まで投げさせてもらえない」。今年はでん部に強い張りを抱えながらも最後まで投げ抜き、8度目の出場となるチームを神宮初勝利に導いた。指揮官は「エースらしい投球をしてくれた」と絶賛した。

 足を高く上げてサイド気味に投げる独特のフォームは、米子松蔭高1年で本格的に投手を始めてから身につけたものだ。巨人の岡崎スカウト部長は「変則でなかなかいないタイプ。面白い」と注目する。進路をプロ一本に絞っている右腕は「一番評価されるのはチームが勝つこと」と、今大会でのアピールに燃えている。

 来年4月に校名が京都先端科学大に変わるため、京都学園大としては今年が最後の全日本大学選手権。川瀬は「最後の代なので、京都学園大で一番の成績を残そうと決めている。日本一を取りにいくという強い気持ちで臨んでいる」と明かす。入学前は「自分の実力では通用しない」と野球を続けることに消極的だったが、「必要としてくれる大学がある。ここなら自分を伸ばせる」と、坂根監督らの熱心な誘いを受けた。その恩に報いる決意は固い。(伊井 亮一)

 ◆川瀬 航作(かわせ・こうさく)1997年3月2日、大阪市生まれ。21歳。東淡路小1年から「淀川エバーグリーンズ」で始める。柴島中では「東淀川リバーズ」でプレー。米子松蔭高を経て京都学園大に進み、1年春からリーグ戦に出場。3、4年春に最優秀選手賞と最優秀投手賞。3年春にベストナイン。持ち球はスライダー、カーブ、スプリット、ツーシーム。182センチ、85キロ。右投右打。家族は両親と弟。

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