【巨人】吉川光、初回5失点の背信投球…由伸監督が求めるもう1人の先発とは…?

4回途中8失点で降板した吉川光(左)(カメラ・中島 傑)
4回途中8失点で降板した吉川光(左)(カメラ・中島 傑)
1回無死、田中(手前)に先頭打者本塁打を浴びた(捕手・小林)
1回無死、田中(手前)に先頭打者本塁打を浴びた(捕手・小林)

◆巨人3―9広島(23日・ひたちなか)

 巨人は先発の吉川光が田中に先頭弾、新井には3ランを浴びるなど初回に一挙5失点。4回にも田中にこの日2本目となるソロを右越えに運ばれ、8失点でKOされた。雨が降り続く茨城・ひたちなか。9点を追う巨人は4回、岡本のタイムリーなどで2点、6回には長野が左越えに3号ソロを放って反撃した。今季初登板となった池田は5回からの3イニングを1安打無失点と好投したが、序盤の大量失点が響き首位・広島に完敗。ゲーム差は4・5に広がった。

 ずぶぬれに、泥だらけ…。広島に完敗の屈辱までついてきた。振り返ってみれば初回、わずか20分ほどで大勢は決した。いきなりの5失点。先発した吉川光に対し、由伸監督は「1点でも抑えてもらわないといけない。天候は関係ない。相手も同じ条件でやっているんだから」と指摘した。

 雨の影響で、視界は悪くなる一方だった。いつ、「ゲームセット」を宣告されてもおかしくない状況でもあった。鉄則はもちろん、先に点を与えてはいけないということ。だが、吉川光は先頭の田中に被弾した。四球2つで1死一、二塁とし、新井には左翼席場外へ今季1号をぶち込まれた。8番・美間にもタイムリーを浴びて5失点。降板した4回途中まで6安打5四球8失点と、野手陣も助けようのない乱調ぶりだった。

 まだ指揮官の信頼を勝ち取ったとは言えない吉川光には、悪天候の中でもチームを引っ張る強さを見せてほしかった。3・5差で追う首位・カープには、連勝しないと意味がない。その立ち上がりから、ずっこけた。現在、先発ローテは吉川光を含めて5人。由伸監督が「ファームで調子のいい投手をもう1人欲しいよね」と話していたばかりだから、悩みは深くなる。

 では、誰が1軍ローテの候補に挙がっているのか。指揮官はこう考えている。

 「内海は前回(10日)勝っているし、鍬原も投げ始めている。ヤングマンも調子がいいからね。大江は調子が良ければチャンスをあげたいと思っている。高田の報告ももちろん、聞いているよ。楽しみだね」

 昨年、広島には7勝18敗と歴史的大敗を喫した。大きな壁を打ち破るにはまず、先発陣を強固にしないといけない。常々、指揮官は「その日その日で最善を尽くす」と強調する。若手、ベテランを問わず、勝てる投手を送り込むことが念頭にあり、吉川光は正念場に立たされた。

 雨の中でも、ひたちなかのファンは声をからして応援してくれた。打線は9点ビハインドの4回から3点を返し、「チャンスを作ったり、点は少しは返せたので」とうなずいた。投打の歯車さえかみ合えば、今年のチームは対等以上に戦えるはずだ。(水井 基博)

4回途中8失点で降板した吉川光(左)(カメラ・中島 傑)
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