【巨人】由伸監督、連勝ストップに「ミス少なくしないといけない」

怒りの表情でマウンドへ向かう会沢(右)
怒りの表情でマウンドへ向かう会沢(右)

◆広島6―4巨人(1日・マツダスタジアム)

 久々の敗戦は、後味の悪さが残った。結論、昨年の王者・広島との力の差はなくなった。序盤は押していた。

 今年は打ち勝てる―。そんな空気も、ちょっとした“スキ”が歯車を狂わせてしまった。試合後、由伸監督は敗因に挙げられた先発・山口俊について「一番は、ピッチャーにフォアボールを出したこと。流れが変わってしまった。少し嫌な流れになったポイントかなと思う」と分析した。

 初回に1番・坂本勇からの3連打で1点を先取した。2回には勇人の左中間二塁打で3点目。山口俊が、一塁から本塁へ激走するチームプレーも光った。だが、指揮官の言う「敗戦のポイント」は2回裏。山口俊は2死から遊撃内野安打と会沢への死球を与え、相手の先発・中村祐にも四球を献上。ここで切り替えられず、続く田中にも押し出し四球を与えた。

 試合前まで開幕3連勝中の右腕。指揮官は「ここまでずっと良かったのでね、今日が悪かったからどうのこうのではない。ただね、フォアボールだったりね…」と歯切れは悪かった。3回は先頭のバティスタ、鈴木に2者連続アーチを食らい同点。さらに2死満塁で同じく田中に押し出し四球を与えた。5回2死から菊池に右前適時打を打たれて降板。8四死球は自己ワーストで、被安打9を加えると、5回途中まで“17出塁”も許したことになる。これでは白星も逃げてしまう。

 4月20日からの連勝中、指揮官は言っていた。「いつもいつも、たくさん点を取れるわけじゃない。ミスを少なくして、しっかり守ることを日々やっていかないといけない」。1試合に20点、2試合連続2ケタ得点と派手に勝ち続けても、采配の根底には守り勝つことがある。個々が持ち場を普通にこなすことが出来なければ、勝利の女神は簡単にそっぽを向く。3回1死満塁で一飛に倒れた長野も、らしくない結果だった。

 昨年、7勝18敗の歴史的な大敗を喫した広島だからこそ、このカードへの思いは強い。3回には、山口俊が会沢にこの試合2度目の死球を与えた。両軍ベンチが飛び出す、あわや大乱闘の険悪な雰囲気も漂い、警告試合を宣告された。敵地は罵声、怒声が飛び交う完全アウェーな状態になった。ミスで流れを渡す、もったいない試合だった。

 連勝は8でストップ。由伸監督は「ずっと勝ち続けることは簡単ではないよ。勝っても負けても、日々、気持ちを切り替えてね。明日、違う試合が始まるわけだからね」と締めくくった。チームの状態を上げるのは簡単なことではないが、落ちるのはアッという間。次戦で、しっかりと立て直すことが大事になる。(水井 基博)

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