【東都】東洋大・甲斐野、158キロ出た「大魔神になれる」ドラ1候補をメジャースカウト絶賛

最後の打者を空振り三振に仕留め、ガッツポーズを見せた東洋大・甲斐野(カメラ・青柳 明)
最後の打者を空振り三振に仕留め、ガッツポーズを見せた東洋大・甲斐野(カメラ・青柳 明)

◆東都大学野球 第3週第3日 東洋大1―0国学院大(27日・神宮)

 東洋大の今秋ドラフト1位候補右腕・甲斐野央(ひろし、4年)が、自己最速を1キロ更新する158キロをマークした。佐藤都志也捕手(3年)のソロで挙げた1点を、同じくドラフト1位候補右腕の上茶谷(かみちゃたに)大河(4年)との完封リレーで死守。チームは勝ち点を2とし、単独首位に立った。

 右拳を力強く握った。最後の打者を空振り三振に仕留めた甲斐野は、三塁ベンチに向かって笑顔でガッツポーズを見せた。「(スプリットが)さえた。真っすぐのように腕を振れていて良かった」。1点リードの8回から2番手で登板し、2イニングを無安打無失点。抜群の安定感で、チームを勝ち点へと導いた。

 185センチ、75キロの大型右腕。9回にはフィリーズ・大慈弥スカウトのスピードガンで98マイル(約158キロ)を計測。同スカウトは、横浜(現DeNA)で抑えとして活躍した“大魔神”になぞらえ「佐々木2世になれる」と絶賛。神宮のスピードガンでも155キロをマークし「きょうはスタンドがどよめかなかった。普通になってきた」と手応えを感じている。

 オーバースローからの快速球と、この日最速144キロをマークした高速スプリットが武器。昨秋の開幕戦はスタンド応援だったが、2回戦でリーグ戦初勝利を飾ると、全てリリーフで5勝(1敗)を挙げて春秋連覇に貢献し、最優秀投手とベストナインに選ばれた。

 今季はドラフト1位候補の上茶谷、右足首の打撲で登録を外れている梅津晃大(4年)を先発の軸とするため、杉本泰彦新監督(58)に守護神を託された。広島・苑田スカウト統括部長は「あのスプリットは、プロでも打てない。今すぐプロで抑えをできる」と称賛。ロッテ・山森スカウトも「真っすぐもズドーンと来る感じ。力がある」と高く評価した。

 153キロ右腕の梅津は、1日からの駒大戦から復帰の見通し。甲斐野は「梅津もウズウズしていると思う。(上茶谷と)自分たちで何とかやっていきたいと思っていた」。3季連続優勝へ、ドラ1候補トリオがフル回転する。(青柳 明)

 ◆甲斐野 央(かいの・ひろし)1996年11月16日、兵庫・西脇市生まれ。21歳。桜丘小3年から野球を始め、黒田庄中では軟式野球部。東洋大姫路高では1年秋からベンチ入り。一、三塁、外野を経験。エースナンバーを背負うことはなく、甲子園出場もなし。東洋大では2部時代の1年春からベンチ入り。1部通算18試合で5勝2敗、防御率2.57。185センチ、75キロ。右投左打。家族は両親と兄2人。

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