J1清水エスパルスの守備陣が19日、次節F東京戦(21日、アイスタ)に向け“クロス封じ”に着手した。今季8失点のうち、6失点がクロスから。弱点を克服しホーム12試合ぶりの白星へつなげる。
ヤン・ヨンソン監督(57)によると、この日の非公開練習はサイド攻撃対策に時間を割いたという。ここ2試合、計3失点すべてがクロスからやられた。指揮官は「ボールが入る前の状況把握が大事」と守備陣にアドバイスを送った。
左サイドバック(SB)のDF松原は「集中してできたし、みんな自発的に声掛けができている」と修正に手応え。前節の浦和戦は相手に突破を許し、そこからクロスを上げられて失点を招いたが、同じ失敗は繰り返さない。4バックの相手との対戦は4試合ぶりで、元日本代表DF室屋と対峙(たいじ)する。「差は感じない。がっちりやり合いたいです」とマッチアップを歓迎した。
189センチ立田気合 右SBのDF立田も気合十分。「(浮き球を)はじくのが自分のストロング。地に足を付けてできることをやる」と189センチの長身を最大限生かして守り抜く構えだ。昨夏以来の本拠地勝利へ、最終ラインが団結する。(武藤 瑞基)