【札幌】「ミシャ流」貫き2戦ぶりの白星

後半24分、オーバーヘッドで追加点を挙げた都倉(中)
後半24分、オーバーヘッドで追加点を挙げた都倉(中)

◆明治安田生命J1リーグ第6節 札幌3―0名古屋(7日・札幌ドーム)

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(60)の愛称「ミシャ流」を貫き、北海道コンサドーレ札幌が2試合ぶり勝利を手にした。名古屋戦は前半26分、DF進藤亮佑(21)のゴールで先制。後半24分にはFW都倉賢(31)の得点で突き放すなどし、3―0と快勝した。奪った得点を守り切る昨年までの形から一転、試合終了まで追加点を奪いにいく攻めのスタイルでシュート23本を放ち、難敵をねじ伏せた。

 ミシャサッカーの真骨頂を発揮し、札幌が圧巻の白星を手にした。放ったシュートは23。今季最多タイの3得点だけでなく、2試合連続完封劇という圧勝に、ペトロヴィッチ監督は「内容的にも勝利に値するだけの勝ちだった」とうなずいた。

 目指すスタイルを前面に押し出した。1―0で折り返した後半、序盤は名古屋にボール保持される時間があったが、選手に迷いはなかった。MF宮沢裕樹主将(28)は「どの時間帯を我慢すればいいか、全員が分かるようになってきている」と口にした。押し込まれる中も「攻撃こそ最大の防御」というミシャの教えを実践する機をうかがい、チャンスと見るや一気に攻勢に出て、追加点を奪った。2点目を挙げた都倉は「戦術理解度が上がっているので、よりチームの強みができてきている」と個々の進化を強調した。

 指揮官のぶれない姿勢が、選手を後押しした。札幌同様、攻撃が売りの名古屋との一戦も、ペトロヴィッチ監督は「しっかり守りを固めてカウンターという考えもあるが、我々は攻撃的チーム。前からプレッシャーをかける形で相手を上回れると判断した」と戦い方は変えなかった。キャンプから一貫してきた形が浸透した今、宮沢が「怖がってちゃできないサッカー」と言い切れるほど、前に出ることを恐れなくなっている。スタイルを貫き続けることで、組織力が強固になっている。

 各人が手応えを感じている現状も、そこに踏みとどまりはしない。チーム最多のシュート8本を放った都倉は「前半は好機を逸してるし、これだけ打ってるんだから、もっともっと取らないと」と自戒を込めた。高みだけを見て、更に向上を図っていく。(砂田 秀人)

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