【ヤクルト】石川、317日ぶり通算157勝目 自身の連敗を11で止める

6回2死、筒香を二ゴロに打ち取り、グラブを叩く石川
6回2死、筒香を二ゴロに打ち取り、グラブを叩く石川

◆DeNA3―5ヤクルト(31日、横浜)

 長いトンネルを抜けた石川の声は少し上ずっていた。「チームが勝ってホッとしましたね。内容はどうあれ、白星がチームについて、僕ものどから手が出るほど白星が欲しかった」。ベテランらしい投球で7回途中3失点に抑え、入団17年連続勝利。聡子夫人と2人の愛息の前で317日ぶりに手にした通算157勝目は格別だった。

 昨年5月18日の巨人戦(東京D)を最後に、リーグ56年ぶりの11連敗で閉幕。もう勝てないんじゃないか―。弱気に襲われる日もあったが、あらためて野球の原点を痛感した。「野球ってひとりでやってるんじゃない」。この日は打線が序盤に逆転し、救援した3投手も無失点継投。信頼する仲間のアシストがあったからこそ最後に喜べた。

 異なる競技のアスリートにも刺激をもらった。平昌五輪スキージャンプ女子銅メダリストの高梨沙羅(21)とはトレーニング施設が同じ。このオフも何度か汗を流す姿を見ていた。「目の色が違った。自分だけじゃなく周りも成長している中で結果を出すのは本当にすごいと思う」。14年ソチ五輪4位の悔しさをバネにした姿に背中を押された。

 チーム最年長の38歳。開幕ローテを再び奪う決意で若手と同じ猛練習をこなし、投球フォームの改良や新球挑戦など、さらなる進化を模索してきた。チームは6年ぶりの連勝発進。「キャンプ、オープン戦、みんなでひとつになってきた中で一戦一戦頑張っていきたいです」。頼もしい大黒柱の復活で、チームの結束が強まった。(田島 正登)

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