【センバツ】大阪桐蔭、20安打14点で大勝  ドラ1候補・藤原が4番起用に応えた

2回1死一塁、右越えに二塁打を放つ大阪桐蔭・藤原(左は伊万里・梶山捕手=カメラ・石田 順平)
2回1死一塁、右越えに二塁打を放つ大阪桐蔭・藤原(左は伊万里・梶山捕手=カメラ・石田 順平)

◆第90回センバツ高校野球大会第4日 ▽2回戦 伊万里(佐賀)2―14大阪桐蔭(大阪)(26日・甲子園)

 史上3校目の春連覇を目指す大阪桐蔭が、21世紀枠で初出場の伊万里(佐賀)に、同校センバツ史上最多20安打&14得点で圧勝発進した。右膝痛を抱える今秋ドラフト1位候補の藤原恭大外野手(3年)を公式戦で初めて4番に起用。先発全員が2000年生まれの“ミレニアム打線”が、先発全員安打を記録した。

 本能だった。6―0の2回1死一塁、大阪桐蔭の藤原は右方向へ打球を飛ばした。5秒7の快足で、昨年10月に右膝を痛めてから初めて二塁ベースに右足でスライディングした。「(走塁は)8割ぐらいの力。反射的にやってしまった」。なおも二、三塁で根尾昂の2点適時打につなげた。

 負傷後、25日に初めて走塁練習を解禁した。痛み止めを服用してテーピングは使用せず、サポーターだけにした。「足の状態は良くなっている」と手応えを示したドラ1候補に、広島の苑田スカウト統括部長は「現時点では、野手で大学、社会人を含めてもNO1。カモシカみたい」と絶賛した。

 右膝の状態を考慮し、藤原を公式戦で初めて4番に据えたV候補筆頭は容赦しなかった。初回に5点を奪うと4回、先発全員安打。西谷浩一監督は(48)は「天性のロングヒッターはいない」というチームの特徴から「大きいのはいらない。甲子園バッティングでつないでいこう」と言い続けてきた。甲子園大会でPL学園(大阪)に次ぐ歴代2位(64本塁打)のお家芸がなくても、センバツでは大阪桐蔭史上最多の20安打&14得点を挙げ、春初戦は10戦負けなしだ。

 春夏通算45勝とした西谷監督は「次は1番でいけるんじゃないか」と、昨夏のU―18W杯と同様に藤原を定位置に戻すことを示唆した。「自分の足を絡めた方が得点源につながりやすい」と藤原も歓迎。ベストオーダーになれば“ミレニアム打線”は破壊力を増す。(伊井 亮一)

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