【巨人】岡本&ゲレーロ、3度目アベック弾 「GO砲」で全得点たたき出す

9回に3ランを放った岡本(左)と4回にソロ本塁打を放ったゲレーロ
9回に3ランを放った岡本(左)と4回にソロ本塁打を放ったゲレーロ

◆試合形式合同練習 巨人5-3ヤクルト(21日・東京ドーム)

 4年ぶりV奪回を目指す巨人に、新・大砲コンビ誕生の予感だ。ヤクルトとのオープン戦(神宮)が雨天中止となり、チームは東京Dでヤクルトと「試合形式の合同練習」を無観客で行った。岡本が7回にソロ、1点を追う9回には2打席連発となる逆転3ラン。ゲレーロも4回に反撃の口火となるソロをたたき込み、早くも3度目のアベック弾となった。「GO砲」の3発で全得点をたたきだし、ヤクルトを沈めた。

 白球は長い滞空時間を経て大きな放物線を描き、誰もいない左翼席の最前列で弾んだ。岡本がダイヤモンドを一周すると、スコアボードには「3」がともった。「昨日(20日の日本ハム戦)打てなかったので『今日はいい形で』と思っていました」。1点を追う9回1死一、二塁。2ボールから真ん中に入ってきた石山のスライダーをバットに乗せた。「試合形式の合同練習」として、本拠地ながら巨人先攻で行われた一戦。逆転サヨナラ3ランと同等の価値ある一発で試合を決めた。

 長距離砲の風格が漂い始めている。1点を追う7回2死では、カウント2―2から松岡のやや高めフォークを強振。左翼席中段へ、一時同点のソロをたたき込んだ。「追い込まれていたので『逆方向』という意識がある中で打てたのでよかった」。オープン戦ではここまで4本塁打。この日の2打席連発は記録に残らないが“実戦6発”の破壊力は、ベンチにもしっかり伝わっている。

 高橋監督は「本当にいい球はなかなか難しいところですけど、失投をいかに逃さず打てるか。失投だったかどうかは分からないけれど、浮き気味だったのかな。その変化球をとらえたのはよかった」と称賛した。さらに村田ヘッドコーチは「これだけうれしいことはない。あっぱれ」と目尻を下げ、阿部との開幕スタメン争いの行方についても「いい方、打つ方を使うよ。しょうがない」と示唆した。

 若き大砲の導火線に火をつけたのは、主砲・ゲレーロだった。1点を追う4回2死、ハフの直球を左翼席最上段へ押し返して本拠地初アーチ。降雨ノーゲームとなった試合の一発も含めれば、これで早くも“実戦7発”だが「本塁打を打てる選手が自分以外にいればいるほど、チームのためになる」と、自分そっちのけで岡本をたたえた。古くは「長嶋と王」に始まり、「松井・高橋」「小笠原・ラミレス」など、黄金期はいつも強力コンビが打線を引っ張ってきた。ゲレーロ&岡本の「GO砲」も破壊力満点だ。

 岡本の「和真」という名前には「人の『和』をなす『真』ん中に―」という願いが込められているという。本人は「まだまだなので、残りの試合もアピールできるようにやっていきたいです」と謙虚だが、V奪回への号砲を鳴らす中心人物として、巨人打線に欠かせない存在になりつつある。(尾形 圭亮)

 ◆巨人過去の主な「アベック砲」

 ▽ON 王が入団した1959年から、長嶋が引退する1974年までの16年間にわたってチームを支えた。63、68、69年と「3割&30発以上&100打点以上」を3度マーク。

 ▽MT砲 高橋が巨人に入団した98年から、松井が03年にヤンキースへ移籍するまでの5年間ともにプレー。主に3、4番でクリーンアップを結成し、アベック本塁打は25度あった。

 ▽オガラミ 08年にラミレスが加入し、小笠原と中軸を形成。15試合でアベック本塁打を記録。09年には2人そろって打率3割、30本塁打、100打点をクリア。

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