【センバツ・強打ズラリ ミレニアム世代】<3>中央学院・大谷「大谷2世」25発中10発逆方向

逆方向へも長打を放つ中央学院・大谷
逆方向へも長打を放つ中央学院・大谷

◆中央学院 大谷拓海投手(3年)

 投げては最速145キロ、打っては高校通算25本塁打。すらりと伸びた長い手足に、投打にしなやかなフォーム。右投げ左打ちで、エースで4番。そして、名字は大谷。サイズこそ180センチ、76キロと本家より一回り小さいが、まさに大谷2世と呼ぶにふさわしい逸材だ。

 各地区大会の王者が集結する昨秋の明治神宮大会で、驚異の一発を放った。準々決勝の明徳義塾戦。4点を追う8回に真ん中外寄りの直球を逆方向に運んだ。柔らかいスイングから放たれた打球は、左翼席の中段まで飛んだ。歴代5位の甲子園通算49勝を誇る馬淵史郎監督(62)も「ビックリしましたよ。逆方向で、しかも逆風なのに」と目を丸くするほどの衝撃だった。

 逆方向への長打が大谷の最大の持ち味だ。25発のうち、実に約10本が中堅から逆方向。13日の光明学園相模原(神奈川)との練習試合で放った今年初本塁打も、中堅やや左に打ち込んだ。「自分は逆方向の方が打ちやすいんです。逆方向への飛距離なら、全国でもトップ争いができると思います」と胸を張る。

 春夏通じて初出場の1回戦は、明徳義塾とのリベンジマッチとなった。抽選前から再戦を熱望していただけに「自分が頑張れば、チームの勝利に直結する。投手としては150キロを出して、バッターとしては4番らしい仕事をしていきたいです」と気合十分だ。

 野望もある。「甲子園でも逆方向にホームランを打ちたいです」。聖地の左翼席に大きなアーチをかけて、二刀流の大谷が名将の通算50勝に待ったをかける。(片岡 泰彦)

 ◆大谷 拓海(おおたに・たくみ)2000年7月13日、茨城・牛久市生まれ。17歳。小学2年から野球を始め、千葉・滝野中では船橋シニアに所属して全国大会出場。高校では1年春から右翼のレギュラーで、同秋はエースとして関東大会8強入り。昨秋は県大会準優勝、関東大会優勝。最速145キロで持ち球はスライダー、フォーク、カーブ。180センチ、76キロ。右投左打。

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