【甲府】今季初勝ち点1…完封守備は収穫、攻撃は不発で課題残る

ヘディングシュートを放つ佐藤(中)
ヘディングシュートを放つ佐藤(中)

◆明治安田生命J2リーグ第2節 甲府0―0東京V(3日・山梨中銀スタジアム)

 ヴァンフォーレ甲府はホーム開幕戦となった東京V戦で0―0の引き分けに終わったものの、今季初の勝ち点1を手にした。相手を上回る10本のシュートを放ったが、決定力不足に泣きスコアレスドロー。それでも昨季のJ2で合計35発を決めたブラジル人FWコンビを抑えるなど、守備面では奮闘を見せた。次節のアウェー・町田戦(11日)ではゴールを決め、今季初勝利を手にする。

 試合終了の笛が鳴ると、甲府イレブンは複雑な表情を浮かべた。負けなかった。だが、勝てなかった。吉田達磨監督(43)は「開幕戦を落としているので、ホーム初戦で、何としても声援の前で期待に応えたいと思った。でも、勝ちは簡単ではなかった」と振り返った。

 中盤の底で攻守の要となるアンカーに島川俊郎(27)を据えた4―3―3の布陣を採用し、開幕戦の大宮戦から先発5人を入れ替えて臨んだ。序盤こそ高い位置からプレッシャーをかけてくる東京Vに苦しめられたものの、徐々に流れを引き寄せた。

 2シャドー(下がりめのFW)の左右に入ったリンス(30)、堀米勇輝(25)が中に切れ込んでシュート。クロスからFW金園英学(29)がヘディングシュートを放つなど、ゴールの予感はあった。前半だけで6本のシュートを放ち、前後半合計では相手を1本上回る10本。だが、決めきれず、リンスは「ゴールエリアで落ち着くことができなかった。シュートの精度を上げないと」と反省の弁を述べた。

 ただ、収穫もあった。昨季のJ2で18得点のドウグラス、17得点のアランピニェイロと、決定力の高いブラジル人FWコンビをはじめ、強力攻撃陣をノーゴールに抑えきった。今季、流通経大から加入したルーキーのDF今津佑太(22)は「相手のミスに助けられたところもあった」と謙遜したが「今日の経験は特別なものになった」と、初先発の味をかみしめた。吉田監督も「今津は本当によくやったと思う」と及第点を与えた。

 今季初の勝ち点は手にした。それでも、勝利を手にできなかったのも事実。指揮官は「(リーグ戦の)次の試合(町田戦)は勝ちをつかみにいくパワーが必要。次が重要な試合になる。残り40試合のいいスタートになるように戦っていきたい」と先を見据えた。今度こそ、白星をサポーターに届ける。(三須 慶太)

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