松本亮、判定負け「僕はバランスを崩したが、相手は崩れなかった」

8回、ローマン(右)の右ストレートを浴びる松本
8回、ローマン(右)の右ストレートを浴びる松本

▽WBA世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇王者・ダニエル・ローマン(判定)同級11位・松本亮●(28日・後楽園ホール)

 世界初挑戦の同級11位・松本亮(24)=大橋=が、同級王者のダニエル・ローマン(27)=米国=に0―3の判定負けで初奪取に失敗した。ジャッジは119―109が2者、118―110が1者といずれも王者支持。松本は序盤から果敢に打ち合ったが、王者の強打の前に圧倒され、ダウン寸前となる場面もあった。通算成績は松本が21勝(19KO)2敗、初防衛成功のローマンは24勝(9KO)2敗1分け。

 大差判定負けを告げられ、松本が天を仰いだ。果敢に打ち合ったが1発たたき込むと、重いパンチを2、3発と返された。雑誌モデルも務めたことがあるイケメンの顔はみるみる紅潮。10回にダウン寸前に追い込まれるなどローマンの圧力に屈した。目、鼻は腫れ、口から流血。「相手のペースでやってしまった。僕はバランスを崩したが、相手は崩れなかった」と悔しそう。90年の同じ2月、同じ後楽園ホール、今の松本と同じ24歳で世界奪取した大橋秀行会長(52)も「完敗」と認めた。

 松本は大橋ジム同門、同学年の世界2階級王者・井上尚弥(24)と小学生時代からライバル。スパーリングで磨き合い、大橋会長から「亮のパンチ力は尚弥と同レベル」と評価されていた。だが、横浜高時代から悩まされたホルモンの過剰分泌などによる副甲状腺機能亢進(こうしん)症が16年5月の試合日に再発。強行出場もTKO負けしプロ初黒星。足踏みを余儀なくされた。

 「あの負けがあったから、テングだった自分が変われた」。同年9月に手術し症状は完治。ようやくたどり着いた世界の舞台だったが、現実は厳しかった。松本は「甘かった。(欠点は)変えて、もっと上を目指したい」とリベンジへ声を振り絞った。(田村 龍一)

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