【鹿島】順大3年・名古新太郎をJ最速内定!柴崎超えの加入1年4か月前に仮契約

練習生として鹿島の練習に参加した順大の名古
練習生として鹿島の練習に参加した順大の名古
柴崎と名古の比較
柴崎と名古の比較

 鹿島が大学NO1・MFといわれる名古新太郎(順大3年)を2019年シーズンに獲得することが28日、分かった。クラブ関係者によると、昨年11月に仮契約が締結されたという。加入する前々年11月の仮契約は、クラブ下部組織(ユースなど)からの昇格を除き、青森山田高から鹿島入りしたMF柴崎岳(25)=ヘタフェ=の前年1月を抜いてJ史上最速となる。

 関係者によると、名古は入団予定前々年の昨年11月に仮契約した。これまでのJ最速だった柴崎(入団前年の高校2年時1月)の例より2か月も早い。通常、新人は練習参加や特別指定選手としての出場を経て所属先を選ぶことが多く、クラブ側も実力の見極めやけがのリスクから、早々に内定を出すことを控える。名古には複数のJクラブが興味を示しており、鹿島は異例の“スピード内定”で争奪戦になる前に次世代のスター候補獲得に成功した格好だ。

 名古はこの日、鹿嶋市内で行われた鹿島の練習に初めて参加。紅白戦ではボランチでプレーし、長短織り交ぜたパスや隙を見た前線への駆け上がりでチームの攻撃を活性化。「全部のスピードが速かった。プロ入りに向けていい経験になった」と充実した表情で振り返った。

 順大ではボランチやサイドMFを本職とし、FWでもプレー。リオ五輪世代の最も若い年代に分類されるため、世代別日本代表での主立った経歴はないが、鹿島はその非凡な攻撃センスに目を付けた。椎本邦一スカウト担当部長は「岳(柴崎)のようなゲームメーカー。俊敏性もある。もともと2列目の選手なので、ボールもさばけてゴールにも絡める選手」と分析。「今の鹿島にそういう選手は少ない。この選手なら、というのがあったから」と仮契約の経緯を話した。

 鹿島は柴崎がスペインへ移籍した昨季、得失点差でJ1とACLのタイトルを逃した。対人能力や危機察知力に秀でた選手が多くそろう一方、司令塔としてゲームを支配し、ゴールに直結する動きができる中盤の選手は少ない。身長168センチと小柄ながら、柴崎をほうふつとさせる展開力や推進力を持つ名古に対し、クラブは柴崎の後継者としての期待を込めている。

 「勝つためのサッカーをやるクラブ。自分もそこにこだわりたいと思ってこのチームを選んだ」と名古。クールダウン時にはMF小笠原満男、FW金崎夢生らと談笑しながら並走するなど“大物感”も漂わせた。「1年目から試合に出て活躍するつもりでやっていきたい。まずはここで得た経験を大学に還元する」と1年先に待つプロデビューを見据えた。

 ◆名古 新太郎(なご・しんたろう)1996年4月17日、熊本県生まれ。21歳。大阪市で育ち、幼稚園年中から豊里SCでサッカーを始め、東淀川FCを経て静岡学園高へ。高校3年時には10番として第93回全国高校サッカー選手権で8強入りに貢献し、優秀選手にノミネート。順大では16、17年全日本大学選抜、17年ユニバーシアード日本代表に選出。168センチ、62キロ。

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