【巨人】ドラ5田中俊&中川「東海大同級生コンビ」が互いにエール

スポーツ報知
鉄板焼きを食べ英気を養い、活躍を誓い合った東海大同期コンビの中川(左)と田中俊(カメラ・中島 傑)

 巨人の中川皓太投手(23)とドラフト5位・田中俊太内野手(24)=日立製作所=の東海大同学年コンビが、キャンプ休養日の19日に対談した。東海大時代は共にチームを全国に導いた2人が、ベールに包まれた互いの性格を明かす。また、主力としてチームを支えるため、互いの目標を設定。田中俊は「2ケタ勝利」、中川は「二塁手レギュラー」とそれぞれ指令を出した。(取材・構成=玉寄 穂波)

 中川は東海大時代、3年から先発ローテ入りし、4年の首都大学リーグでは春、秋で最優秀投手に輝いた。田中俊もレギュラーとして活躍。4年は主将としてチームを引っ張った。

 中川(以下、中)「俊太は頑固というか、練習メニューでもやると決めたら筋を通してた」

 田中俊(以下、田)「皓太は話すトーンがもう、のんびりしてる。それでも、あまり周りに流されなかった。しっかり自分の意思を持ってた」

 中「俊はキャプテンやったけど、真面目。試合メンバーに入っててもちゃんとしてない人はいた。ずっとひたむきで。だから俊には何も言えなかった」

 田「なんか硬かったよね」

 中「しょうがないやん。キャプテンやねんから」

 田「(4年の)春は責任も感じて力んでた。どっかで『自分が』ってなっちゃう。自分から『頼むわ』って。任すところは同級生にお願いした。そしたらだいぶ気分も楽になって」

 中「声ではなく、背中で引っ張るタイプ。なので僕はノビノビできた」

 卒業後は中川は15年ドラフト7位で、田中俊は日立製作所を経て17年ドラフト5位で巨人へ入団。再び同じユニホームを着た。

 中「初めての1軍キャンプで何するにしても堂々としてる。めっちゃすごい。俺は初めの方は不安そうに動くタイプやから」

 田「みんなそうだよ。でもお前とかいるから」

 中「何もしてないよ。プロのキャンプ初めてやのに前からおるような感じ。それがすごい。練習も問題なくやってる」

 田「いや違うよ。合同自主トレの時のアップは一番後ろ(長野、陽、寺内と共に最後尾)でやってて。若い人が前に行く仕組みを知らなくて」

 中「いや、次から前いけるのがすごい」

 田「菅野さんが同じ列で『前いけ。前行けって』言ってくれたから次の日から前に行けた」

 現在、共に1軍キャンプを過ごす。

 田「練習もバットを振る量がすごい多い」

 中「見に来る人もすごい多くて。こんなにブルペンに人いる!って」

 田「井端コーチの特守も最初に厳しい、怖いとか聞いていた。実際、厳しいけど、すごくタメになる話しかない。しっかりついて行こうって」

 中「(背番号が41になり)期待されているのも感じる。重圧は感じるけど結果を残さないと」

 田中の兄は広島の広輔。常に兄の名が挙がり、重圧と共に戦ってきた。

 中「社会人時代も有名だったし。他の人からの視線とかにも慣れてると思う」

 田「プレッシャーはそんなにない。でも緊張はするよ。兄貴のことを言われるのは先に兄が成績を残したから。自分が結果を出してない時に言われるのは仕方ない。まず自分が結果を残さないと比較対象にならない。注目度が高いのはいいことだと思う」

 巨人の未来を担うためには若手の底上げが必要。中川は先発として、田中俊は実戦で三塁手として出場し結果を残している。

 中「プロで1勝するのは本当に大変」

 田「皓太にまず1勝してほしい。そこからローテに入ってもらって2ケタ。いずれは沢村賞…」

 中「それは(笑い)。俊太にはまた後ろで守ってほしいし、二塁のレギュラーを取ってほしい」

 田「実戦はアピールの場になる。しっかり成績を残してやっていかないといけない」

 中「同世代はすごい多いけど、出てこないと言われているのは分かってる。しっかり結果残せるように。1軍で一緒に出られるように頑張ろう」

 ◆今春キャンプの田中俊 新人ながら1軍スタート。9、12日の紅白戦と17日の中日戦、18日の韓国KIA戦でいずれも先発出場し、計14打数4安打2打点。進塁打や12球粘って四球を選ぶなど内容ある打席を重ねている。守っても本業の二塁に加え三塁もこなしてチームに選択肢をもたらすなど、高橋監督の評価を日々高めている。

 ◆今春キャンプの中川 自身2度目の1軍スタート。開幕ローテ入りを目指し、スライダーの精度向上に取り組んだ。チーム初実戦となった9日の紅白戦で白組の先発として“開幕投手”を務め、2回2安打1失点。17日の中日との練習試合でも2番手で3回を5安打2失点と、ここまでの実戦ではアピール不足の結果となっている。

 ◆田中 俊太(たなか・しゅんた)1993年8月18日、神奈川・厚木市生まれ。24歳。東海大相模高では11年センバツで優勝。東海大では14年の全日本大学選手権でチームを優勝に導いた。日立製作所では16年都市対抗で準優勝し、新人賞にあたる「若獅子賞」を受賞。17年ドラフト5位で巨人入団。兄は広島の広輔。178センチ、80キロ。右投左打。年俸800万円。

 ◆中川 皓太(なかがわ・こうた)1994年2月24日、大阪・富田林市生まれ。23歳。山陽高(広島)では甲子園出場なし。東海大では主に先発として4年春の首都大学リーグ戦で6勝4完封。同年秋も5勝1敗、防御率0.85で春秋連続の最優秀投手賞。リーグ戦通算16勝1敗。15年ドラフト7位で巨人入団。1軍通算20登板で0勝0敗、防御率5.00。183センチ、86キロ。左投左打。年俸1560万円。

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