【日本ハム】栗山監督、清宮に“ベーブ・ルース化”期待「愛される選手になると俺は信じている」

スポーツ報知
清宮幸太郎

 【スコッツデール(米アリゾナ州)6日=ペン・小島和之、カメラ・泉貫太】日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が、栗山英樹監督(56)から“ベーブ・ルース化”の希望を託された。6日(日本時間7日)は、大リーグ通算714本塁打を放ったベーブ・ルースの誕生日。ベビーフェースでガッチリ体形と見た目も似ている両者だが、指揮官は「愛される選手になると俺は信じている」と期待を寄せた。

 透き通るようなアリゾナの青空の下、栗山監督は1人のレジェンドに思いをはせていた。現地時間6日は、メジャー通算714本塁打を放ち、野球の神様とも呼ばれるベーブ・ルースの123回目の誕生日。「ハッピーバースデー。ベーブ」。そう祝った指揮官の目は、高校通算最多111発を放った怪物ルーキーと「野球の神様」の共通点を見抜いていた。

 「ベーブ・ルースと比較するのは失礼なんだけど、それだけ愛される選手になると俺は信じている」

 指揮官が感じ取ったのは、自然と周囲の人から応援される生まれ持った雰囲気。「誰もが愛すべき選手であるというのは、その子の持った特性で、野球だけではかなえられないもの。そういう選手だとこっちは信じている」。今なお世界中から尊敬されるベーブのように人気、実力を兼ね備え、愛される選手に成長してほしい―。ちょうど2年前のこの日には投打の「二刀流」の大先輩に敬意を払い、大谷(現エンゼルス)に開幕投手を伝えた。清宮もスーパースターになり得る逸材だと見込んでいるからこそ、レジェンドを引き合いに出して飛躍を期待した。

 清宮自身、ベーブとは不思議な縁がある。2012年の夏、中学1年時に東京北砂リトルでリトルリーグワールドシリーズに出場。3発を放って世界制覇に貢献し、米メディアから「和製ベーブ・ルース」と絶賛された。この日、指揮官から受けた大きな期待には「頑張ります、本当に」と気を引き締めた。

 この日はキャンプ初の居残り練習に参加。約1時間、金子内野守備コーチの指導の下、特守で捕球や送球動作の確認を行った。いまだ打撃練習は再開できないが「いつもだったらこういう(居残り練習)時は打撃練習をしている。できない時間で、違うところを伸ばすことができるのはいいこと」。けがのために打撃ができない日々が続いているが指揮官は「打てばストレス発散するだろう。そういうのも我慢してやるべきことをやる」と今は基礎を固める好機と捉えている。レジェンドへと続く、長く険しい道のりを一歩一歩進んでいく。

◆ベーブ・ルースとは 1895年2月6日、米メリーランド州生まれ。本名はジョージ・ハーマン・ルースだったが、童顔で赤ん坊のようだと“ベーブ”の愛称が定着した。1914年、Rソックスで投手としてメジャーデビューし、通算94勝46敗、防御率2・28。20年ヤンキース移籍を機に本格的に長打力を生かし外野手に専念。27年に当時の記録の年間60本を放つなど、通算714本塁打。通算打率は3割4分2厘。26年のワールドシリーズでは病床の少年に本塁打を約束して、見事に果たしたり、シリーズでの予告本塁打など多くの伝説を残した。野球殿堂も初年度に当選、背番号3はヤ軍の永久欠番。食道がんのため48年8月16日に53歳で死去。左投左打。188センチ、98キロ。

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