【広島】赤松「幸せ」胃がん手術から1年 サク越え3発

スポーツ報知
打球の行方を見つめる赤松(左は朝山2軍コーチ=カメラ・石田 順平)

 胃がんからの復活を目指す広島・赤松真人外野手(35)が宮崎・日南での2軍キャンプ初日の6日、フリー打撃で3本のサク越えを放った。

 12スイング目で打球を左翼席にたたき込むと、ナインから「お~!」と驚く声が飛び交った。赤松は右手でガッツポーズを出した。1軍の天福球場から約5キロ離れた東光寺球場。ドラフト1位捕手・中村奨成(18)=広陵高=見たさに2軍では異例の800人の観衆が詰めかけたが、がんを克服しようとしているベテランが、主役の座を奪った。

 「あれはサードフライ。風速30メートルくらいあったからね。明日はサードまで届かないかも」とおどけたが、47スイングで安打性の当たりは11で、サク越えは3本。俊足自慢がバッティングで球場を沸かせた。

 岩国での1次キャンプ初日(1日)から若手と一緒にフルメニューをこなす。水本2軍監督は「練習についてこられているのはうれしいこと。どんどん体が慣れていってくれれば」と納得の表情で見守った。2軍は中旬から4試合の練習試合を予定しており「まず本人と話し合って、与えるべき環境を与えていきたい」と、2016年日本シリーズ以来となる対外試合への起用を示唆した。

 赤松は昨年1月に手術。1年前の2月は、抗がん剤治療を受けていた。「あの時期は苦しかった。去年のことを思えば、野球ができることが幸せです」。2年ぶりとなる日南の地で、グラウンドに立てる喜びをかみ締めた。(種村 亮)

 ◆広島・赤松の胃がんからの復活経過

 ▼2016年12月15日 広島市内の病院で個人的に健康診断を受け、初期段階の胃がんを患っていることが発覚。28日に記者会見して公表。

 ▼17年1月5日 広島市内の病院で胃がんの切除手術。16日に退院。

 ▼7月11日 広島・廿日市市の大野練習場でランニングなどのリハビリを開始。

 ▼同9月18日 リーグ連覇が決まった阪神戦(甲子園)で胴上げ、ビールかけに参加。

 ▼18年2月1日 2軍の1次岩国キャンプで2年ぶりに春季キャンプに参加。志願特打も行った。

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