【巨人】田口、カーブ本格解禁!エース菅野とハイレベルな競争へ…100キロ台で投球に幅

スポーツ報知
宿舎に到着した田口(左)と池田

 巨人の田口麗斗投手(22)が31日、「菅野超え」の野望を胸にカーブを本格解禁する考えを示した。昨年までほぼ投げなかったが、年明けからのハワイ自主トレで猛特訓。投球術に緩急を加え、菅野と強力な2枚看板を形成する。

 「カーブを投げると、縦のスライダーの曲がりが大きくなるリスクがある。(プロでは)ほとんど使ってこなかったのですが、昨年11月の侍ジャパン(アジアプロ野球チャンピオンシップ)で感覚が良かったので。ハワイで成田(ロッテ)と一緒にずっと練習していました」

 これまでは主に縦、横2種類の伝家の宝刀・スライダーと直球、チェンジアップだった。操るのが難しいカーブはプロで封印してきたが、さらなる飛躍、投球の幅を広げるために挑戦を決断。「投げられれば大きいと思う。カーブにスピードは求めない。100キロ台で」と緩急をイメージしている。

 昨季は13勝4敗、防御率3・01で2年連続2ケタ勝利。今季は「菅野さんを全部追い越す気持ちでやっていかないとダメ」と決意した。昨季沢村賞の菅野も、ハワイ自主トレ中の本紙インタビューで「若い選手にはもっと牙をむいてきてほしい。上等ですよ」とハイレベルな競争を歓迎。エースを追う若手の先頭に立つ自覚が、田口にはある。

 もともと、中学時代に初めて投げた変化球がカーブで「僕は最初カーブピッチャーでした」と原点を思い出した。「カーブは直球と同じように縦に腕を振るので、直球の向上にもつながる」と思い描く。球界でカーブが見直されつつある近年。菅野もブルペンで直球の感覚を修正する時に投げるなど、大切にしている球種だ。

 キャンプイン前日のこの日は、宿舎での全体ミーティングに参加。新たな武器を身につけ、個人成績も上昇カーブを描き続ける覚悟だ。(片岡 優帆)

 ◆田口の球種と球速

 ▽直球 130キロ台後半~140キロ台前半

 ▽縦のスライダー 120キロ台後半~130キロ台前半

 ▽横のスライダー 120キロ台前半~120キロ台後半

 ▽チェンジアップ 130キロ台前半

 ◆カーブ習得を目指す投手たち

 ツーシームなど微妙に変化する速球系のボールが全盛の近年、打者のタイミングを外す球速の遅いカーブに再び注目が集まっている。阪神・藤浪と楽天・安楽は、米テキサス州でダルビッシュらと約2週間の合同自主トレで、サイ・ヤング賞3度の世界最強左腕のカーショー(ドジャース)からカーブを伝授された。DeNA・今永はソフトバンク・武田を理想とする「パワーカーブ」を練習。日本ハム・高梨も、決め球として使うためマスターを目指している。

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