【巨人】ドラ2位・岸田行倫の二塁送球ベストは1・78秒 小林をしのぐ鬼肩捕手

ブルペンで投手陣の球を受けた岸田(右)と小林
ブルペンで投手陣の球を受けた岸田(右)と小林

◆ドラフト2位 岸田行倫捕手(21)=大阪ガス=

 春季キャンプが目前となり、巨人の次世代を担うルーキーたちのアピールも始まった。今年は支配下で入団した新人8選手を「宮崎キャンプ 60年目の1年生」と題して、連日紹介する。第1回は強肩を武器に正捕手を目指すドラフト2位・岸田行倫捕手(21)=大阪ガス=だ。

 乾いたミット音を響かせた。宮崎キャンプ1軍メンバーで行われた合同自主トレ初日。岸田は木の花ドームのブルペンで、早速4年目左腕・戸根のボールを受けた。立ったまま35球だったが、プロのレベルの高さを体感。「球筋がいいですし、思っている以上にボールに差される感じだった。これからもっといろいろな投手の球を捕っていきたい」と充実感を漂わせた。

 “小林級”の強肩を武器に、正捕手サバイバルを制する。報徳学園高2年秋に内野手から転向したため、捕手歴はまだ5年目と経験は浅い。しかし、二塁送球のベストタイムは1・78秒で、昨季12球団1位の盗塁阻止率を誇る小林の1・80秒に匹敵する。「スローイングに関しては自信があります」。高校時代に投手を務めていた時は最速144キロを誇り、遠投も110メートル。地肩の強さが「捕手・岸田」を際立たせることになった。

 運命が変わった瞬間は今でも覚えている。高校2年の秋。当時の永田裕治監督から「次の練習試合でキャッチャーをやってみるか」と突然言われた。翌日の試合からマスクをかぶると、そこからはいつの間にかそこが定位置となり、即戦力候補として巨人に2位指名されるまでに成長を遂げた。

 「キャッチャーを始めてからプロに行きたいと強く思うようになった」という岸田が、次に見据える先は。「1軍で正捕手を取ることを目標に掲げてやっていきたい。そこを達成できるように一日一日しっかり準備していく」(後藤 亮太)

 ◆岸田 行倫(きしだ・ゆきのり)1996年10月10日、兵庫県生まれ。21歳。幼稚園の年中から「加茂ブレーブス」で野球を始め、中学では「兵庫タイガース」に所属。報徳学園時代では2、3年時にセンバツ出場し、甲子園では投手での登板経験もあり。大阪ガスでは1年目から正捕手。176センチ、80キロ。右投右打。年俸1200万円。

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