【根岸S】2年2か月ぶりの復活劇!ノンコノユメがレコード勝ちでフェブラリーSの優先出走権

スポーツ報知
ゴール前の叩き合いを制したノンコノユメ(手前)。2年2か月ぶりの勝利を手にした

◆第32回根岸S・G3(28日、東京競馬場、ダート1400メートル、重)

 第32回根岸S・G3は28日、東京競馬場で行われ、6番人気のノンコノユメ(内田騎乗)が約2年2か月ぶりの復活Vを飾った。一昨年の去勢手術後から低迷していた6歳馬が、優先出走権を手にしたフェブラリーS(2月18日、東京)へ弾みをつけた。

 G1へつながる豪快な復活Vだった。後方3番手で直線を迎えたノンコノユメは、内田の右ムチに反応してエンジンを点火。先に抜け出したサンライズノヴァにジリジリと迫り、最後は上がり最速34秒2で鼻だけ差し切った。「素晴らしい脚で伸びた。切れ味がある馬なので生かせればいいと思っていたが、よく頑張ってくれた」。大外枠を生かして、砂を被らない位置で運びながら豪脚を引き出した初コンビの内田は満足げな表情だった。

 実に15年11月の武蔵野S以来2年2か月ぶりの白星で、JRA重賞は3勝目。「脚抜きの良い馬場だったけど、レコードとは思わなかった」と内田が目を丸くした1分21秒5は、08年のフェラーリピサを0秒4も上回るコースレコードだった。芝のシルクロードSより0秒1も速かった前半600メートル通過33秒9というハイペースが驚異の時計につながったが、全盛期の切れ味を取り戻したのは確かだ。

 「スカッとしました」。笑顔で愛馬を迎えた加藤征調教師にとって、待ちに待った復活劇だった。16年6月の帝王賞(2着)後に去勢手術を行ったが、「牝馬みたいな気持ちになっていた」と、メンタル面で物足りない日々が続いた。馬体重もなかなか増えなかったが、この日はデビュー以来最高の456キロ。「最近は他の馬を蹴る仕草をしたり、今日も誘導馬を見て鳴いたりと、だいぶ昔に戻ってきて気合が入っているなと」。加藤師が感じた変化は、見事に結果となって表れた。

 優先出走権を得たフェブラリーSは、一昨年が2着で昨年は7着に敗れている。「毎年使わせてもらってますし、今回と同じようなレースができればいいと思います」と加藤師。鞍上は未定だが、前哨戦を快勝して最高の形で迎える3度目の挑戦。G1の大舞台ではあと一歩届かなかったノンコの夢が実現する日は近い。(西山 智昭)

 ◆ノンコノユメ 父トワイニング、母ノンコ(父アグネスタキオン)。美浦・加藤征弘厩舎所属のセン6歳。北海道千歳市・社台ファームの生産。通算成績は20戦7勝(うち地方5戦1勝)。総収得賞金は3億2220万9000円(うち地方8800万円)。重賞4勝目(うち地方1勝)。主な勝ち鞍は15年ジャパンダートダービー・G1。馬主は山田和正氏。

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