松井秀喜氏、最年少43歳7か月で殿堂入り

00年10月28日、ダイエーとの日本シリーズで3本塁打放ちMVP受賞
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03年7月15日、ファン投票3位でオールスター選出
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93年5月2日、2試合目のヤクルト戦で高津から初アーチ
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 今年の野球殿堂入りが15日、都内の野球殿堂博物館で発表された。プレーヤー表彰で巨人、ヤンキースなどで日米通算507本塁打を放った松井秀喜氏(43)、1492試合連続フルイニング出場の世界記録を持つ阪神・金本知憲監督(49)、エキスパート表彰では、巨人前監督で日本一3度に導いた原辰徳氏(59)が選ばれた。松井氏は史上最多336票を集め、野茂英雄氏の45歳4か月を抜き、史上最年少43歳7か月での選出。資格1年目の殿堂入りは松井氏、金本氏で6人目で、2人同時選出は初となった。

 日米球界を席巻したゴジラの殿堂入りに、史上最多336票が集まった。得票率91・3%は史上9位で、有資格1年目ではスタルヒン、王貞治に次ぐ3位。史上最年少43歳7か月と記録ずくめの選出だ。松井氏はニューヨークでの仕事のため欠席となったが、代わりに通知式に出席した父・昌雄さん(75)が「この上ない喜びと光栄な気持ち。20年間プレーしましたが、NPBでは半分の10年だけです。それにもかかわらず、殿堂入りの名誉をいただけましたことを感謝申し上げます」とコメントを代読した。

 師と二人三脚で歩んだ。夏の甲子園の5打席連続敬遠で話題を呼び、4球団競合した92年ドラフト。当たりくじを引き当てたミスターに、感謝の念をささげた。「長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督とのご縁がなければ、本日の名誉ある日を迎えられなかったのでは、と感じております」。4番1000日計画。監督の前での素振りが日課だった。

 「来る日も来る日も、スイングをチェックしてくださり、その日々が、打者としての、また野球選手としての大きな礎になりました。『打撃は生き物だから、日々バットを振って、自分自身と向き合い、常に最高の状態にしておかなくてはいけない』その教えを胸に、選手生活を引退するまでの日々を送りました」。13年に師弟で国民栄誉賞。「野球人生の最大の師に改めまして、心より感謝申し上げたい」

 昌雄さんも息子の面影を思い浮かべた。「中学、高校時代に素振りをしなくて寝たことは1回もない。食事の後、寝る前に必ず。短いと1、2分ですけど。長くて20、30分。必ず素振りしないと寝ない不思議な子でした。巨人の4番になって、本塁打を打ったのを目に焼き付けている」。本塁打王、打点王各3度、MVP3度を引っさげ、03年FAでヤンキース入団。09年ワールドシリーズでMVPに輝いた。日本シリーズとワールドシリーズでMVPになったのは松井氏だけだ。

 「必ず、7月の授賞式にはファンの皆さまに直接お礼をお伝え出来ればと考えております」と約束した松井氏。2月6日から巨人宮崎キャンプで2年ぶりに臨時コーチを務める。「いつか必ず、日本に帰ってきて、日本の野球の発展に尽くしてほしい」と昌雄さん。ミスターの教えを、次代のスラッガーに伝承する。(山崎 智)

00年10月28日、ダイエーとの日本シリーズで3本塁打放ちMVP受賞
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